eBay x WASABI 新規参入応援セミナー =eBay担当者と直接話そう!ゼロから始める、スタートダッシュ交流セミナー= 注目の「越境EC」への参入は、Ready to Go!!

イーベイ・マーケティングチーム

セミナー告知後、瞬く間に定員に達した盛況ぶり

2024年4月19日、日比谷フォートタワー(東京都港区)11階の日比谷スカイカンファレンスは、「越境EC(E-Commerce)」に高い関心や参画モチベーションを持つ人たちの熱気に溢れていた。
海外でのMade in Japan商品の根強い人気に加えて円安が長期化する中で、日本発の越境ECはリユース商品を含めてトレンドとなりつつある。本セミナーは190ヵ国に世界最大規模のマーケットプレイスを展開する米国eBayの日本法人である「イーベイ・ジャパン株式会社」と、リユース業界サービスの先駆者として海外対応の共創型EC管理システム「WASABI SWITCH」をはじめ数々のECソリューションを世に送り出している「株式会社ワサビ」の共催により、ビギナー向けに開催された。

「eBay x WASABI」というスキームで開催

「eBay x WASABI」というスキームで開催左:イーベイ・ジャパン カテゴリーマネージメント部 ビジネスデベロップメントマネージャーの篠原 星氏
右:株式会社ワサビ 代表取締役 大久保 裕史氏

今回のイベントのポイントは、「eBay x WASABI」のコラボレーションによって開催されたことにある。そこに至った経緯には、eBayのプラットフォームで越境ECを展開する既存セラーの多くが「WASABI SWITCH」を導入していることがあげられる。特にトップセラーと呼ばれる越境ECの成功者においては、「WASABI SWITCH」は必須ツールになりつつあるようだ。
また、eBayで越境ECに参入した企業・個人においては、国内向けECを展開してきた企業・個人も少なくない。その背景には国内ECが成熟期を迎えつつあり、自分たちのマーケットを拡充していくためにも海外でのビジネスチャンスに目を向けるようになってきたからだ。イーベイ・ジャパンで新規戦略の策定に携わるカテゴリーマネージメント部 ビジネスデベロップメントマネージャーの篠原 星氏は、共催の意義もそこにあると説く。

「eBayのミッションは、日本の越境ECセラーを増やし、皆様を成功に導いてハッピーになっていただくことです。その意味において、国内向けECと越境ECとの関係は、決して相対するものではありません。むしろ、eBayを含めて多彩なECプラットフォームが混在するケースが増えていくと考えられます。その際に多くのセラーが直面する課題が、複数のECプラットフォームをいかに少ないリソースで効率的に管理して、ビジネスを拡充していくかということです。その鍵を握るのが、WASABI SWITCH のような一元管理の仕組みです。今回の対象はビギナーですが、皆さんと将来的な夢を共有するためにも、WASABIさんとのコラボレーションで開催しました」

一方、株式会社ワサビ 代表取締役の大久保 裕史氏は、「越境ECに参入しない理由はどこにも見当たらない」として、そのポテンシャルを熱く語る。

「当社はリユース業界をメインにサービスを提供しており、トップ20社のうちほとんどに採用していただいています。ところが、それでも越境ECへの参入に二の足を踏んでいるケースが垣間見られます。もちろん、リスクや障壁はあります。しかし、円安傾向が顕著な現在においては、ブランド品だけをとっても海外では日本の市場価格よりはるかに高い価格で取引されており、国内ECの黎明期のように倍々ゲームで売上がアップする現象が起こっていることも事実です。そこで、より多くの人たちにこのチャンスを享受していただきたいとの思いから、当社は今年3月に小規模事業者向けの“WASABI SWITCHライト版”の提供をスタートさせています。越境ECのパイオニアであるeBayさんとともに越境ECをさらに盛り上げていきたいと考えています」

eBayが演出する越境ECワールドを紹介

eBayが演出する越境ECワールドを紹介冒頭の挨拶で熱く語る北村氏

16:00からスタートしたセミナーは満席。法人・個人を問わず、海外マーケットを視野に入れた多くの人たちが集い、真剣な眼差しで聞き入っていた。プログラムは①eBayマーケットの概要とカテゴリー情報、②共創型一元管理サービス「WASABI SWITCH」の紹介、③デジタルでの海外代金受け取りサービス「Payoneer」の紹介、④パネルディスカッション、⑤Q&Aという構成で進められた。

冒頭の挨拶に立ったイーベイ・ジャパン カテゴリーマネージメント部部長 北村 直樹氏は、「兎にも角にも越境ECの盛り上がりを感じて欲しい」とアピール。円安によるアドバンテージはもちろんのこと、来日したインバウンド旅行者たちが日本や日本製品の良さを実感してリピーターになっているというeBayの実情に触れ、さまざまなカテゴリーの「日本のモノ」がまさに宝の山になり得ることを力説した。

最初に登壇したのは、前出の篠原氏。まずはeBayの現在地として越境ECの市場規模、日本のアドバンテージ、商品カテゴリー別のランキングや成長率が高い商材トップ3などを紹介。その上で越境ECならではのメリットとeBayの強みを説明した。

eBayプラスαの相乗効果と実践者からのリアルな声

eBayプラスαの相乗効果と実践者からのリアルな声株式会社ワサビの徐 燁氏

休憩を挟んで、株式会社ワサビの徐 燁氏が登壇。「1人分のコストで10人分働きます」というキャッチフレーズのもとに業務効率化と販路拡大を両立させる「WASABI SWITCH」ならではの機能について、出品作業・在庫連携・期中管理といったフェーズ別にチュートリアル画面を用いながら具体的に説明。また、海外モールとの豊富な連携実績を紹介することで、eBayとの親和性についての理解を促した。

Payoneer Japan株式会社の高浦 進氏

続いて登壇したPayoneer Japan株式会社の高浦 進氏は、「eBayからの売上金受け取りについて」と題して、同社のオンライン代金受取プラットフォーム「Payoneer」を基軸に、海外商取引における不安材料の1つである外貨・為替の課題に関する解決策を提示した。「Payoneer」を利用すれば、複雑であるはずの外貨の現金化の流れがシンプルかつシームレスになることに、来場者も納得の面持ちだった。

パネルディスカッション
左からモデレータを務めた古賀氏、パネリストの白川氏、池田氏、佐々木氏、三好氏

「0から始めるeBay講座」と題したパネルディスカッションでは、株式会社ワサビのシステムサポート部 ビジネス開発チームマネージャーである古賀 竜馬氏がモデレータを担当。越境ECの経験豊富な株式会社 K-ブランドオフ WEB事業部部長の白川 貴浩氏、株式会社K-GOLDインターナショナル店舗運営部の池田 鉄兵氏、有限会社ブルームーン 代表取締役の佐々木 晴一氏、カネイ商事株式会社 EC責任者の三好 健幸氏という4名のパネリストを迎え、苦労話を含めて越境ECならのコツと課題解決策を引き出した。

「世界が相手ですし、為替や商品相場にも変動があるので、価格の設定には苦労していましたが、円安となり国内よりも高くできるのは越境ECならではのアドバンテージです」(白川氏)

「海外の人たちは文化も違えば、求める商品も異なります。でも、そういった違いを実感しつつ楽しめるのも、越境ECならではの醍醐味です」(池田氏)

「やってみたかったから、やってみたというのが私のスタンス。越境EC ならではの壁はありますが、努力すればそこに穴は開けられるというのが実感です」(三好氏)

「eBayとWASABI SWITCHの組み合わせで越境ECに取り組んでいますが、いずれも導入当初より進化が見られます。リスクもありますが、トータルでは順調に推移しています」(佐々木氏)

Q&Aでは来場者が直接、質問。eBayとWASABI SWITCHの親和性、eBay公式の配送サービスSpeedPAK、カテゴリーにおけるレッドオーシャン(競合多数)とブルーオーシャン(競合少数)など、投げ掛けられたに対してそれぞれの担当者が丁寧に応えていた。

乾杯の音頭で絆を深めた懇親会

セミナーの後の懇親会にも多くの来場者が参加。和やかな雰囲気の中、eBayの北村氏が挨拶するとともに、eBayのスタッフを紹介。株式会社ワサビ 代表取締役の大久保 裕史氏の乾杯の音頭で盛り上がりはピークに。満足の笑顔に包まれた来場者たちの交流は、越境ECのさらなる盛り上がりを予感させた。


著者

イーベイ・マーケティングチーム

世界200か国・地域から年間1億6,700万人の購入者に利用されるグローバルなオンライン・マーケットプレイス「eBay」(イーベイ)。
この世界最大級の越境ECプラットフォームを通じて海外への販売を行う日本企業を、イーベイ・ジャパンがサポートします。