低リスク!在庫なしで売り上げアップ受注発注!
受注発注とは、お客様から注文を受けた後に商品を仕入れたり生産したりする方式のことです。
それぞれのメリットとデメリットがあります。
メリットは
・在庫を抱えるリスクがない。
・ニッチな市場や高付加価値商品の販売に適している。
・顧客ニーズに柔軟に対応可能。
デメリットは
・お客様に商品が届くまでに時間がかかる。
・受注状況の管理の徹底が必要になる。
・仕入れ先やメーカーによっては発注通りの入荷が見込めないことがある。
メリットを最大限活かし、デメリットを最小限に抑える方法について記事にいたします。
(メーカー直送に関しては次回とりあげます)
最大のメリットでありデメリット
受注発注の最大のメリットは在庫を事前に仕入れなくてもいいことです。
在庫を仕入れないことにより、デッド在庫の発生リスクはもちろんのこと保管場所の削減、棚卸等の在庫管理の必要がなくなります。
デメリットとしてはお客様からの注文があってからメーカーに注文をするために、
一旦メーカーから店舗へ、店舗から、お客様へとお客様へ商品が届くまでのリードタイムが発生することです。(イラストを参考にして動線多いことをご確認ください)
お客様からお届け希望日をお受けすることは困難な状況になります。
また、数日前にはメーカーが在庫していた商品がいざ注文する際には欠品となり、お客様に欠品の為にお届けすることができずにに多大なご迷惑と信頼を失うことになります。
メーカーでの在庫状況に関しては日々担当者と密にコミュニケーションを行うことにより欠品リスクを減らすことが可能です。
また、受注している商品の管理が煩雑になり受注数、発送ミスが発生する可能性があります。
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上記デメリットを鑑みても受注発注がメリットとなる販売形態は
予約販売を受けることができる
「予約販売は事前資金も保管場所もデッド在庫が発生することもない最も有効な販売方法です」
楽天市場の店舗様に多いですが「〇月〇日発送分」等の記載をすることにより事前注文を受け商品入荷後に発送を行います。この際にはお客様は発送時期を把握されているので問題はありません。
・ネットショップを始めたばかりで予算が限られている場合
ネットショップでは多くの商品を取り扱いお客様のいろいろなニーズに応える必要があります。
出店して間もないころは予算が多くない場合もあり、商品在庫を潤沢に仕入れることがむつかしいこともあります。受注発注では低予算で多くの商品を取り扱い可能です。
・新商品の反応を測定できる
今まで取り扱いのない商品をラインナップに加える場合に受注発注により予め潜在的な需要を把握することが可能です。
また、トレンド商品が自社でも売り上げを上げることが出来るのかの目安になります。
・商品点数を極論無限に増やすこと可能
ライバル店舗の商品点数よりも多くの商品を掲載することにより機会損失の低減が可能です
・どのネットショップにもないニッチな商品を掲載することによりお客様にリーチすることが可能
この場合はお客様も納品までに日数がかかることを把握していることが多いために、受注発注のデメリットをご理解いただけるケースが多いです
デメリットを最低限解消するために
受注販売のデメリットを解消するためにはお客様と店舗様とのコミュニケーションが
最も大切になります。
メーカーからの入庫前にも
「ただいまメーカーに発注しておりますので今しばらくお待ちください」
メーカーからの納期が判明したら
「メーカーより〇月〇日に弊社への入荷予定との連絡がありました」
(この際には実際の入荷日よりも遅く伝えることがリスク低減につながります)
商品が実際に入荷され検品が終わったら商品発送連絡の前に
「大変お待たせいたしました。商品が入荷しましたので発送いたします」
(必ず検品を行ってから発送メールを送ってください、発送メールの後に商品不良が見つかるとお客様の不満が高まります)
こまめな連絡によりお客様に安心感を与えるとともに店舗への信頼感が増し、店舗のファンへとつながります。
このメールやチャットでのやり取りを行わずに商品発送連絡だけを行ってしまうと
お客様より
「突然に発送メールが来て商品が届いた」
等のネガティブレビューを受けてしまうことになります。
弊社のネットショップ受注管理一元管理ソフトZinsoku出荷では商品ごとにお客様の受注発注の注文状況、注文日を一目で把握できるようになっております。
上記のお客様へのコミュニケーションの為のメールを注文日、メーカーからの入荷日連絡等を
適時抽出して一括送信できるようになっています。
また、受注状況も把握できるためにキャッシュフローの計算も簡単に可能です。
ご興味のある店舗様はぜひ導入のご検討をいただけましたら幸いです。
(弊社のカスタマイズ重視のビジネスモデル上、多数の店舗様への対応が難しい状況です)
次回はさらに一歩踏み込んだ「メーカー直送発送」の記事を記載いたします。
こちらは店舗に商品を入荷することなくメーカーから商品をお客様に直接発送する方法です。
記事にてメリット、デメリットを解説いたします。