【第2回】道を踏み外さず成功するためのパートナー選び

鈴木 翼

自社のオリジナル商品が作りたいのだけど
〇どこに相談すれば・・
〇何を相談すれば・・
〇いくらでやってくれるのか・・

本コラムではこういった悩みを抱える方々に向けて、オリジナル商品を作るために大切なことを、複数回にわたってお話していこうと思っています。

【第1回】 “自社だけの”売れる人気商品を作るために
https://www.ecnomikata.com/column/10759/
【第2回】 道を踏み外さず、成功するためのパートナー選び
【第3回】 売上UPのヒケツは「作り手の顔が見えること」
【第4回】 自社商品を作るときによくある質問 ①ロット
【第5回】 自社商品を作るときによくある質問 ②商品原価

成功に導いてくれるパートナーとは

 今回は、タイトルの通り成功するためのパートナー選びについてお話します。

 オリジナル商品を作るために立ちふさがるネガティブな話が多いかもしれませんが、より良い商品を作れる理想のパートナーを見つけるために最後までお付き合いください。

 まず、成功とは商品が売れ続けて会社に利益を生み出せるようになることです。継続的に売れる商品を作ることが出来れば、業績も安定しますし、次の展望を考えることも出来ます。

 成功するパートナー選びに大事なことは、皆さんが知らないことを快く教えてくれるかどうかです。初めてオリジナル商品を作る場合は「何がわからないのかわからない」という状況になりかねません。販売者である皆さんが困っているポイントを察し、疑問や問題点を引き出したり、鮮やかに解決できる人こそが成功に導けるパートナーです。

パートナー選びのポイント

【希望を最大限汲んでくれるか】
 ひとつの会社ではだめでも、それぞれ得意分野が異なる複数のメーカーが協力すれば商品化出来る場合があります。ロットや価格を始めとして、可能な限り希望に近づいた提案が出来るかが私たち企画会社の腕の見せ所です。なかには「それはさすがに無理」という話も当然出てきますが、まずは最大限の希望を伝えるところから始めてみましょう。

 その中から何が出来るかをコーディネートして皆さんの希望を叶えるのが私たちの使命です。

【不安要素を教えてくれるか】
 オリジナル商品作りはワクワクする一方でもちろんリスクもあります。いいパートナーを見極める条件のひとつとして『商品化する前の不安要素』をきちんと説明してくれるかを確認しなければなりません。
 例)食品であれば賞味期限の長さや食品アレルギーなど
   化粧品であれば皮膚への刺激や安全性など

【本当に売れるのかを一緒に考えてくれるか】
 いざ商品化に向けて進行している時に、多くの販売者さんが「本当に今の市場で売れるのだろうか」という疑問にぶつかります。その気持ちをパートナーに投げかけたときに「いや、売れると思いますよ」というあいまいな回答をする場合は、商品に対して熱が入っていなかったり、市場に求められる商品をよく理解していない可能性があります。商品のどこが市場にマッチしているか等、具体的に売れる理由を提示してくれるところに頼みましょう。

パートナー次第で売れるかどうかが決まる

 私は、オリジナル商品を企画している時に「これはすばらしい商品だ!」と勝手に盛り上がってしまうことがあります。しかしながら、結果的に商品化しなかったものも数多くあり、良い提案が出来ていなかったことを後悔することもあります。

 販売者と企画する側が一緒になって「これはすばらしい!」と感じる商品は、自然と消費者にも気持ちが伝わり、売れていくものです。商品の良さを少しでも多く伝えるためにと広告にも力が入り、売り上げにつながった例をいくつも見てきました。

 このように、パートナーとがっちり手を組めるかどうかが売上に強く影響されます。皆さんにも良い出逢いがあることを心よりお祈りしております。
 
 いかがでしたか?売れる商品を作るためのイメージが少しずつ湧いてきたでしょうか。オリジナル商品を作る会社は数多くありますので、本コラムを参考に皆さんのベストパートナーを探してみてください。

 次回は、当社が特に力を入れている「見える化通販」についてお話します。

 何が「見える」と消費者に売れる商品になるのか、通販で安心を与えることが出来る方法とは何か、他のECサイトと差別化できる売上アップのポイントを伝授します。


著者

鈴木 翼 (Tsubasa Suzuki)

1988年 神奈川県生まれ
2011年 株式会社ネオサークル入社
健康食品を中心としたオリジナル商品のOEM企画開発に従事。顧客をゼロから支え、商品開発以外にも広告内容を確認し法的にチェックするなど多方面から顧客をサポートしてきた実績あり。
好きな言葉は「とりあえずやってみる」
OEMをお考えのみなさん!ぼんやりとでもいいので、まずは「とりあえず」私にご相談ください!