【第4回】自社商品を作るときによくある質問 ①ロット

鈴木 翼

自社のオリジナル商品が作りたいのだけど
〇どこに相談すれば・・
〇何を相談すれば・・
〇いくらでやってくれるのか・・

本コラムではこういった悩みを抱える方々に向けて、オリジナル商品を作るために大切なことを、複数回にわたってお話していこうと思っています。

【第1回】 “自社だけの”売れる人気商品を作るために
https://www.ecnomikata.com/column/10759/

【第2回】 道を踏み外さず、成功するためのパートナー選び
https://www.ecnomikata.com/column/11355/

【第3回】 売上UPのヒケツは「作り手の顔が見えること」
https://www.ecnomikata.com/column/11925/

【第4回】 自社商品を作るときによくある質問 ①ロット
【第5回】 自社商品を作るときによくある質問 ②商品原価

そもそもロットとは何か

 第4回からは製造側の裏話をお話致します。今回の主題はオリジナル商品を作る際のロットについてです。

 ロットとは、商品を購入する際の個数のことです。ロットが100個だとしたら、1回の注文数が最低でも100個ということになります。

 食品・化粧品問わず、自社ブランドのオリジナル商品をご提案するとき「製造ロットは何個から?」という質問を多くいただきます。せっかく作った商品も、売れ残ればそのまま在庫になってしまうので、特に初めて商品を作る際のロットはみなさん気になるところでしょう。

たくさん作れば安くなる

 たとえば100円ショップがそうであるように、大量に作った方が安くなりそうなことはなんとなく想像できると思います。しかし商品を大量に注文すると、在庫のリスクがあります。在庫と販売計画のバランスをうまくとることが重要です。

 初回から大量に作ることが出来ればいいのですが、近年では顧客のニーズも多様化し、細かい要望に合わせた多品種展開の時代です。なるべく少ないロットで作れるテクニックをご紹介します。

 製造側の事情としては、一般的に健康食品は約1,000個、化粧品は約3,000個が最少ロットと言われることが多いです。想像より多かったでしょうか?しかし、事前の交渉次第ではこれよりも少なく作ることは十分可能です。

ロットを少なくするためのコツとは?

 ひとつ例を出しますね。

 コラーゲンを配合した粒タイプのサプリメントを作りたくて、ある工場へ問い合わせた結果、最低でも10万粒作らなければいけないと言われたとします。

 1日4粒、30日分(120粒入)の商品だとすると、10万粒÷120=800個以上を1回で製造することになります。食品には賞味期限が設定してあり、期限に十分余裕がある内に販売したいところです。健康食品の場合は製造から1年半~2年くらいでしょうか。

 初めて扱うサプリがこんなに大量で販売にタイムリミットがあると思うと、ちょっと手が出しにくいですよね。これを、例えば「初回だけ」という条件つきでロットを半分に出来ることがあります。製造ロットが小さくなるとその分単価が割高になりますが、在庫リスクがより少なくなるのは魅力的ですね。

 同じコラーゲンを配合した商品でも、小瓶に入ったドリンクタイプや、水に溶かすタイプの粉末商品もあり、それぞれ製造の最少ロットががらりと変わります。当社ではご要望に応じた提案も出来ますので、細かい条件などはお気軽にご相談ください。

名前だけ自社ブランドにする

 第1回からこれまでは使う原料や配合から全て自社オリジナルで商品開発をするOEMについてお話してきました。 
 それに対して、現在一般に流通している商品のパッケージを変えて、自社ブランド商品にしてしまうという方法もあります。許可してくれるメーカーは意外に多く、商品にもよりますが比較的小ロットで製造できる場合もあります。この場合は商品の開発経費がかからないため、原価も抑えやすいというメリットもあります。それに自社ブランドにしてしまえば価格設定も自由に出来て、よりキャッチーな商品名で売り出すことも出来ます。
 また、開発期間も比較的短くすることが出来るので、すぐにチャレンジしたいという方にご採用いただくことも多いです。

 さて、少ないロットで作れる方法をいくつかご紹介してきましたが、商品の性質によって大きく変わりますのでまずはご相談いただければと思います。ロットや価格の調査依頼に対して迅速にご回答させていただきます。

 
 次回の製造裏話ですが、コラムを読んでくださる皆さんが一番気になるであろう、その商品原価についてお話します。
 本コラムの初めに書いた通り製造ロットが大きくなると価格がすとんと下がる場合があります。
 
 例えば・・・
 ロット1,000コ・・・100万円
 ロット2,000コ・・・150万円
 ロット3,000コ・・・180万円

 ちょっと極端な例ですが、製造ロットが大きくなるにつれ1個単価が下がっていることがわかると思います。
 なぜでしょうか?

 そのからくりについてお話致します。


著者

鈴木 翼 (Tsubasa Suzuki)

1988年 神奈川県生まれ
2011年 株式会社ネオサークル入社
健康食品を中心としたオリジナル商品のOEM企画開発に従事。顧客をゼロから支え、商品開発以外にも広告内容を確認し法的にチェックするなど多方面から顧客をサポートしてきた実績あり。
好きな言葉は「とりあえずやってみる」
OEMをお考えのみなさん!ぼんやりとでもいいので、まずは「とりあえず」私にご相談ください!