【分析してみた】「日本一のプロ」が実践している、プレゼンの“5つ”の極意。
弊社の代表取締役である、加藤公一レオ。彼は初対面の人間にはかなり強烈なインパクトを与える名前と風貌であるが、実は彼が業界でここまで有名になった理由の一つとして、常軌を逸した「プレゼン力」がある。
広告業界のオリンピックとも言える「アドテック」で、人気スピーカーとして、3年連続日本一に輝いている加藤公一レオ。今回のコラムでは、「日本一のプレゼン力」を持つ加藤公一レオのプレゼンを身近で100回以上は見てきた私が、彼が実践している“5つ”のプレゼンの極意に関して勝手に分析してみたので、是非ご一読いただきたい。
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【極意その①】聴講者から見て必ず“右側”に立つ。
まず、「プレゼン」というキーワードで画像検索をしてみて欲しい。ほとんどの画像が上図のような、プレゼンターが聴講者からみて左側に立っているものなのである。実際私も数多くのセミナーに参加してきたが、司会台は左側に設置されているのがほとんどである。
ただ加藤は“右側”にこだわる。会場にある程度無理を言ってでも、司会台を右側に設定してもらうこともある。
大きな理由としては、
「スライドを読む」⇒「プレゼンターがいる」という流れにするためである。
基本的に、文字は左から右に読んでいくものである。その先にプレゼンターがいることで、聴講者の視点は自然とプレゼンターに集まることになる。プレゼンにおいて視点を集めることは、非常に重要であると同時に困難でもある。
それを可能にするためには、まずは右側に立つことである。そうすることでプレゼンターに視点を集めやすくなる。
【極意その➁】普段と比べて、別人ぐらいの“高い”声を出す。
加藤のセミナーを聞いて、まずびっくりするのがその声の高さである。音階に詳しくないので、具体的にどのくらい高いのかは不明ではあるが明らかに高い。これは緊張しているわけでもなく、単なる癖というわけでもなく、明らかに意識して行っていることである。低い声の方が信頼されやすいという話をよく聞くが、これは少人数相手の場合に限られる。(営業先など)
大人数を相手にするプレゼンにおいては、「高い声」に限る。理由としては、「聞き取りやすいから」である。自分の声というのは、自分が思っている以上に相手に聞こえていないことが多い。声が聞こえなければ、いくら内容が良くても全く意味がない。コツとしては以下の3つがある。
・顔の中心から声が出ているイメージで話す
・実際の聞き手までの距離よりも、遠くに声を出す
・口角を上げ、上の歯がチラチラと見えるように話す
プレゼンの際に、普段と変わらないトーンで話している方は、聴講者に実はしっかり聞こえていないかもしれない。是非、上記の3つの中で、自分に合ったものを実践してみて欲しい。
【極意その③】場面によって、ジェスチャー(アニメーション)を変える。
ジェスチャーはとにかく大袈裟にすればいいというものではない。加藤のジェスチャーには、実は一貫した法則があるのだ。簡単に事例をご紹介しよう。
例えば、プレゼンの中で、マイナスの表現(数字が悪かった、悩んでいたことなど)を話す時、彼は手を「上」から「下」に動かすジェスチャーを行っている。逆に、プラスの内容(数字が改善した等)を話す場合は、手を「下」から「上」へ動かすジェスチャーを行っている。これは、パワーポイントのアニメーションに関しても同様である。
こういったように、ただ同じようなジェスチャーを繰り返し行うのではなく、内容や場面に沿ってジェスチャーを臨機応変に変えていくことが重要なのである。そのようにした方が相手に伝わりやすい。
【極意その④】「聴講者」を「参加者」にする。
セミナーには、皆それぞれ様々な目的で参加している。ただ、ほとんどの人がセミナーを“聴き”に来ている。前列に座り、前のめりになってセミナーに“参加”している人はごくわずかだ。(特に、日本人は後ろの方に座りたがる)
勉強として聞きに来ているだけの人や、上司の指示で無理やり来ている人の特徴としてセミナー中にぐっすり寝ていることが挙げられる。ただ、私は加藤のセミナーの参加者で寝ている人を見たことが無い。
加藤は、プレゼン中に必ず“あること”を行っている。それは、セミナーに参加している人たち全員と必ず「目を合わせること」である。そう、一人たりとも例外ではない。
それに加え、加藤はセミナ―中に急に参加者に話しかける。それらの目的は、ただ勉強としてセミナ―を聴きに来た人(聴講者)を、明日からの行動を起こす人(参加者)へと変えていくためである。事実として、加藤のセミナーに参加したうちの3割の人はその後の個別での打ち合わせを希望してくる。
あなたのプレゼンを革新的に変えるその極意とは。次のページで「極意その5」を紹介。
【極意その➄】参加者の反応によって、話の内容や表現の仕方を微妙に変える。
毎回、加藤のセミナーを聴いていると、思うことがある。それは毎回毎回、微妙に話し方が変わっていることだ。その日の参加者リストや、最初の「こんにちは~!」の挨拶の返事のボリュームなどで、その後の話し方や流れを変えて反応を見ていくのである。なので、毎回笑いや大きなリアクションが出てくるタイミングが違ってくる。
これは簡単なようで、非常に難しい。そもそも3時間近くあるプレゼンを覚えて話すだけでも難しい。ただその上で、加藤は、相手に「理解」してもらった上で「行動」までしてもらうために、細部に至るまでの微調整を怠らないのだ。
【最後に】
以上、加藤のプレゼン“5つ”の極意をお伝えしたが、いかがだっただろうか。今回お話した“5つ”の極意、やはりただ読むだけではなく“実践”しないと意味がない。「プレゼン」に関して苦手意識を持っている人、「プレゼン」での失敗談を持っている人、まずはスライドの右側に立ち、高い声を出すことから始めてみるのはどうだろうか。必ず聴講者のリアクションが目に見えて改善し、あなたの「プレゼン」は革新的に変わるだろう。
ちなみに、通販会社の責任者限定で、"加藤公一レオのプレゼンを無料で視聴できるサイト"があるので、気になった方は是非ご確認いただきたい。コラムを読んでいただくよりも、実際に見ていただいた方が、代表加藤のプレゼン力が伝わると思う。
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