【韓国越境EC事情】日本市場で成功を目指す女性ファッション専門通販「yellow」

CAFE24 JAPAN [PR]

 韓国のECサイトは、越境ECに積極的な動きを見せていて、現地向けカスタムサービスの提供を受けることにより、日本のユーザーからも関心が高まっています。このコラムでは、ECプラットフォーム企業「cafe24」を通じて、韓国発・日本向けの越境ECに取り組むヒットショップとその理由についてご紹介します。

韓国東大門ファッションの魅力に惹かれ起業

 韓国東大門のファッションには、トレンドをリードする迅速な制作システムや優れたデザイン、リーズナブルな値段など多くのメリットがあります。

 こうした韓国ファッションの魅力に惹かれ、日本EC市場に進出した金里奈(キム·リナ、以下、金代表)代表は、日本生まれ日本育ちです。現在は、韓国で日本ユーザー向けファッション通販「yellow(以下、イエロー:http://yellow1010.com/
)」を運営しています。長年の友人だった共同創業者キム・ジヨン代表と韓国東大門近くにオフィスを立ち上げEC事業に取り組んでから3年目になります。

 「日頃からファッションへの関心が多く、韓国で大学時代を過ごすうちに韓国の通販やファッションが好きになりました。多彩なデザインの服が多く、日本に比べ非常に安価で売られています。大学卒業後、韓国ファッションを日本に紹介するネットショップを経営したいと思うようになったのは自然の流れでした。」と金代表はネットショップ立ち上げのきっかけを語ります。

 金代表は、起業に先立ち1年間、韓国大手ECモールで働きながら韓国独特の「専門通販システム」について身をもって体験しました。その後、友人のキム・ジヨン代表と共同で2015年10月韓国ECプラットフォーム「cafe24(カフェ24)」を通じて日本向けECサイトを開業しました。

日本向けスタイリングや現地向けショッピング環境構築

 イエローから提案するスタイルは、カジュアルな印象のデイリールックです。韓国ファッションを紹介するとともに、日本人に向けたスタイルを提案できることが強みだともいえます。

 「韓国ファッションの中から日本人好みの服を選択し、コーディネートする能力が他社に負けない競争力ではないかと思います。気軽に着用できるユニークな感覚の商品が多いです。」とお二人は話します。

 イエローの主なターゲットは、10代~20代の女性顧客です。年が近い2人の代表がMD(商品企画)業務をはじめ、モデルを起用せず直接商品撮影も行っているのは、注目すべき特徴でしょう。

 2人は、「韓国通販のモデルは、綺麗でおしゃれです。弊社は、プロのモデルではなく、一般人である私達をモデルに起用することで誰もが綺麗に着られる服であることを伝えてきました。」と自身がモデルとなる理由を説明します。

 イエローでは、韓国ファッションを紹介するECサイトでありながら、徹底的に日本ユーザーに向けたショッピング環境を構築したことが特徴です。日本語の商品詳細ページーや日本語の顧客対応はもちろん、日本ユーザーが便利に使える決済及び配送サービスも支援しています。

 特に決済の場合、イエローにはクレジットカードを持っていない若い顧客が多いことからコンビニ決済を導入しています。配送日数は平均すると注文から配達まで4日となり、基本送料は600円で設定しています。

韓国専門通販を通じて、日本市場へ参入

韓国専門通販を通じて、日本市場へ参入左:yellow 代表キム·リナ氏
右:共同代表 キム・ジヨン氏

 日本生まれ日本育ちの2人の共同代表が日本ではなく、韓国で起業した理由を伺うと、「日韓両国の文化やECに関する運用方式に精通していることが運営者としての競争力。」との答えが返ってきました。ECインフラはもちろん、韓国通販が取り組むマーケティング戦略や運営ノウハウをベンチマーキングとして用いています。

 その一環として、迅速な商品更新を行う韓国通販の運営方式を取り入れ、毎週20品以上の商品を更新しています。また、Instagram(インスタグラム)などのSNSアカウントを活用し、新商品やスタイルを提案するほか、韓国の人気スポットで撮影した現地トレンドが感じられる写真を掲載することで日本ユーザーから注目を集めています。

 これにより、全顧客の50%以上をリピーターが占めており、インスタグラムアカウントフォロワー数も1万人を突破しています。

 「韓国は、モール中心の日本市場に比べ、1つのカテゴリに特化した専門通販の数が多いだけに、EC事業者向けネットショップ機能が豊富に揃っています。今後の日本市場もブランド力を持つ専門通販が人気を集める時期が来ると判断したため、他社より先に取り組みを行い、日本の人気専門通販となることを目指しています。」と展望を語りました。

 イエローは、日本市場におけるブランド認知度を高めた後、韓国アパレル商品の人気が高い中国市場の開拓にも取り組む予定です。

総評

 イエローは、カジュアル韓国ファッションの提案を通じて、10代~20代から人気を集めています。長年日本で生活してきた運営者たちが、日本ユーザー寄りのファッションスタイルを提案しながら、現地向けシステムを取り入れた専門通販を通じて認知度を高めています。


著者

CAFE24 JAPAN

グローバルECプラットフォームを通じて無料で開業できる多言語ネットショップ、無料デザインテンプレート、
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