「フォローSMS(R)」施策のススメ【引上率1.7倍!】

福本 朋哉

こんにちは。『売れるネット広告社』取締役 CTO開発部最高責任者の福本朋哉です。

ネット通販(D2C)では、メールによる引上が鈍化しているとも言われ、代わりの施策を模索されていると思います。

一方で広告による新客獲得コストは上昇し、Cookie利用制限や景表法に絡む表現などをめぐり規制も強化されつつある中、一部の運用型広告や個人アフィリエイトについては先行きは不透明です。

一段と引上施策(CRM)の必要性が高くなっているわけですが、有効な手段を見いだせているでしょうか?

今回は、可能性に満ちているにもかかわらず、誤解されがちな「フォローSMS®」について、その有効性をお話ししたいと思います。

1.7倍の引き上げ率を誇る「フォローSMS®」

1.7倍の引き上げ率を誇る「フォローSMS®」

今回オススメする引上(CRM)施策は「フォローSMS®」です。商品購入起点で、消費サイクルにあわせてメールを送信する「フォローメール」のSMS版です。

※フォローメールについては、これまでも様々な機会でご紹介しているのと、弊社セミナーなどでノウハウを詳しくご紹介していますので、気になる方はお問い合わせください

売れるネット広告社の【A/Bテスト】では、フォローメールのみのフローと比較して、フォローメールにフォローSMSを伴走させたフローのほうが、1.7倍の引上率を出しています。

『売れるネット広告社』が提供するクラウドサービス『売れるネット広告つくーる』では、この施策をオプション費用無しで利用することが可能です。(指定するSMS配信業者と契約いただき、通数ごとの料金が発生します)

こんな可能性に満ちた施策がなぜ普及していないのでしょうか?

ネット通販(D2C)事業社様とお話させていただくと、多くの場合で「SMS」という配信手段に対して先入観や誤解があることがわかります。

古くからネットマーケティングに取り組まれているベテランのマーケターの方ほど、過去に検討された状況の経験にとらわれて今のSMSを誤解されているケースが散見されるのです。

以下、皆様からよく聞かれる「誤解」を解いていこうと思います。

「フォローSMS®」にまつわる3つの誤解

「フォローSMS®」にまつわる3つの誤解

誤解1:「通数単価が高すぎる!受信者もお金がかかる!」

まず、料金は適切な配信業者であれば、今はかなり割安です。『売れるネット広告つくーる』で連携している配信事業社ですと、1通約10円からです。

また受信者もお金がかかるということは一切ありません。米国では送受信ともに有料ですので、間違った情報が流通している可能性があります。

過去には、国際SMSを利用した配信を国内で提供する事業者もおり、中間マージンが高い上に、受信者課金も行われていたようなこともあったようです。一般的な電話回線利用料がかかるという意味ではもちろんかかりますが、それはメール受信なども同じことです。

誤解2:SMSは無視される!クレームが増える!

SMSは一部格安スマホを除き、携帯電話には必ず搭載されているデフォルト機能です。アプリのダウンロードすら必要なく、すぐに活用できるものです。

近年では「2段階認証」のコード送付チャンネルとして利用されるなど、社会インフラとして認知されてきています。クレームに関しては、パーミッションをしっかりと取る工夫で最小化できます。

特電法(特定電子メールの送信の適正化等に関する法律)によって定義されているメールのパーミッションと原則同じ対応が必要ですので、その点だけ押さえておけば問題はありません。

ネット通販(D2C)の注文の大部分がスマホから発生する現在、「スマホ宛てに連絡がくる」ことの精神的なハードル自体が下がっていると言えます。

誤解3:時代はLINEでしょ。SMSは終わった技術なのでは?

SMSもスマホの普及に伴って整備されていっています。昔は1通70文字まで、キャリア同士の相互送信もできないなど制約も多かったですが、現在は1送信で660文字まで送信可能となり、近い将来には絵文字、画像、動画といったリッチコンテンツの送信も可能になると言われています。

スマホの普及の中で大きくシェアを獲得したLINEや各種メッセンジャーツールに比べると、確かに過去の技術のように見えるのがSMSです。

ですが、100%に近い到達率や、電話番号宛に送付されるためメールアドレスと比べて送信先が変更されにくいなど独自のメリットも多く、CRMでも活用企業もまだ多くないため、実は今が一番おいしい時期なのかもしれません。

LINEや各種メッセンジャーツールが一般化する中で、そういった新しいメッセージツールと「すみわけ」ができてきているのが今のSMSと言えます。

「フォローSMS®」、どのように導入すればいい?どんなクリエイティブにするべき?

「フォローSMS®」、どのように導入すればいい?どんなクリエイティブにするべき?

この点は『売れるネット広告社』も鋭意テスト中ではありますが、まずはメールのCRMで実施しているクリエイティブ(メール文面)を、そのままSMSでも同時に配信するところから始める形で問題ありません。

そこから徐々に、各社ターゲットとするお客様にあわせた文面・配信タイミング・配信通数のテストをして網を絞り込みましょう。

SMSは、「2段階認証」のコード送付や、宅急便の配送状況連絡、入金期限の連絡など、他の連絡手段の補完的な連絡手段という地位を確立していますので、メールやLINEと言った他のCRM手段との兼ね合いで設計していくのです。

メールでお得なお知らせをお送りし、SMSで「メールでお得なお知らせをお送りしていますのでご確認ください」と送るなど工夫をしていくのです。

さいごに

これまで使っていないテクノロジーを用いたCRMの運用は、未知数な部分も多く、二の足を踏まれる方も多いと思います。

『売れるネット広告社』が『売れるネット広告つくーる』で提供している「フォローSMS®」は、お客様の携帯電話番号と、本文さえあれば送信できるものです。インターフェイスも、「フォローメール」の設定画面とほぼ同一です。

エントリーフォームで電話番号は取得されていると思いますし、上述したように、まずは「フォローメール」の内容と同じ内容で問題ありませんので、売れるネット広告つくーるで通常のランディングページをセットアップする時間に+5分で「フォローSMS®」を始めることができるものです。

簡単になったSMSを活用いただき、ぜひCRMの効果改善をしてみてください。

※『売れるネット広告つくーる』に興味がある方は、ぜひ弊社のセミナーにお越しください笑

※「フォローSMS」」は売れるネット広告社の登録商標です。特許庁登録商標第5840408号


著者

福本 朋哉 (fukumoto tomoya)

映像制作やWeb制作/インテグレーションに従事したのち売れるネット広告社入社。
ランディングページの制作責任者や、コンサルティング責任者、管理部門長(CFO)などを経験。
現在は、D2C(ネット通販)の費用対効果を改善するクラウドサービス「売れるD2Cつくーる」開発/サポート責任者。
2016年アドテック関西にて人気スピーカーランキング14位入賞。薬事法管理者資格取得。

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