最低入札単価が10円になったRPP!目指すべきROASは?
こんにちは!
ECマスターズ事務局です。
会員制サポートサービス「ECマスターズクラブ」にて、代表の清水がライブ配信でサイトを拝見しながら、質問にリアルタイムでお答えする「公開コンサルティング」。
「ECマスターズクラブ」の会員の方であれば、毎週無料で「公開コンサルティング」に参加できますので、ご興味ある方は、ぜひお問い合わせください。
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ROASは改善されましたか?
今回の公開コンサルティングは、7月より最低入札単価が変更されました検索連動型広告(以下、RPP)についてお伝えしていきます。
これまでの最低入札価格が25円から10円に値下げされました。
・キャンペーンCPC/商品CPC 25円→10円〜
・キーワードCPC 50円→40円〜
クリック単価が半額以下になり、売上に対しての広告費が減るため、ROASは倍以上になります。
サポートレターでもご案内しましたので、会員の皆様は、CPCを10円に下げて、様子を見ながら調整されている方が多いのではないでしょうか?
入札単価を下げられていない方は、損している可能性がありますので、
今すぐキャンペーン登録をみて、単価の見直しをお願いします。
今回はRPPの具体的な使い方とポイントをお伝えします。
お中元の時期ですので「お中元 」と検索すると、サジェストワードで
「ビール」が出てきました。今回は「お中元 ビール」と検索してみましょう。
検索結果にPRと表記されているものがRPPの広告枠で。PCのでは3つ、スマートフォンでは5つまで表示されます。
更に「お中元 ビール」に半角スペースを追加すると、「ファミリーセット」というサジェストワードが表示されますので、お中元 ビール ファミリーセット」で検索してみますと、
こちらでもRPPが出ていますね。
ポイントは、検索キーワード「お中元 ビール ファミリーセット」が全て商品名に入っている商品ページがRPPに示されているということです。
つまり、RPPは、商品名に入っているキーワードと、検索キーワードが一致すると検索結果の上部枠に表示されるという仕組みとなります。
商品名に該当の検索キーワード入っていない場合でも、入札単価の高い商品から優先的に上部に表示されたり、検索結果の下部「おすすめピックアップ」に表示される場合もあります。
「検索結果に表示されていないのにクリックされて予算が消化されている…」
という方は、楽天が提携しているサイト、例えば「楽天ウェブ検索」のピックアップアイテムや
楽天カードの明細画面にも「楽天市場のお得な商品」などに表示されてクリックされている可能性もあります。
楽天市場の検索結果に表示させたい場合は、お客さんが実際に検索されているキーワードの対策、すなわちサジェストワードの対策が重要ということです。
さらに、検索結果の左側に表示されるジャンルの対策も重要です。
「お中元 ビール ファミリーセット」の検索結果にて、
「ビール・洋酒」そして更に「ビール・発泡酒」のジャンルを選択すると
RPPが表示されますが、「飲み比べセット」まで絞り込むと、
RPPは消えてしまいました。
「飲み比べセット」ではなく「ビール」のディレクトリに登録されているようですね。
このように、検索結果を独占していれば、RPPに出稿する必要がありませんので、実際の検索結果を確認しながら、RPPを活用していきましょう。
更に絞り込む際に必要となる、タグのお話に進みます。ECマスターズクラブでご提供している会員限定chrome拡張機能を利用いただくと、商品に登録されているタグIDが分かりますので、こちらで調べてみます。
画面では見切れてしまっていますが「ブランド:サッポロビール」というタグが登録されていることが分かるので、
サッポロビールというタグで絞り込むと、まだRPPの表示が続いています。
これがもし違うブランドの場合、同じ商品の広告は出てこないはずなので、
サントリーで絞り込んでみると、また違う商品のRPPが出てきました。
ここから見ても分かるように、しっかりとタグも入っていないといけないということお分かりいただけましたでしょうか?
本日のポイントとしてもう一度おさらいすると、RPPを利用する前に、サジェストワードを確認して商品名に対策しておくこと、ディレクトリを見直して攻略すること、そして該当するタグを出来る限り設定するということが、RPPでROASを上げていくために基本的な重要ポイントになりますので、みなさんも一度確認をしてみてください。
公開コンサルティングでのご質問
Q.キーワード設定をしてRPPを出すより、まずは10円の最低単価でRPPを出したほうが良いのでしょうか?
そうですね。私達も色々とお手伝いをさせていただいている中で、キーワード設定をしていないパターンも多くあり、まず一旦10円で出していって、ROASが上がらないものは除外設定をする。
ROASがいいけれど、クリックが上がらないものに関してはキーワード設定や単価を上げて掲載して再度テストしてみるというような運用をおすすめします。
Q.ROASは何%くらいなら良い結果だと捉えてよいのでしょうか?
例えばROAS1000%というのが、売上に対して10%の広告費をかけているという状態になるので、楽天は大体10%〜12%くらいの手数料がかかってくるので、22%が経費と考えた際に、もし粗利が35%の場合、残りの13%で人件費や家賃などが引かれると考えると、粗利によっても変わってきますが、最低でもROAS1000は目指していきたい所ではないでしょうか。
ご視聴いただいた会員様の感想をご紹介します。
S社 Uさま
早速RPP単価下げました。
まずは毎日ROASチェックすることが大切ですね。
ありがとうございました。
H社 Aさま
タグIDを設定することで、
絞り込まれてRPP広告に表示されるということを初めてしりました。
公開コンサルティングの参加は2回目ですが、勉強になります。
ありがとうございます。
ROAS1000を目指していこうと思います。
B社 Yさま
とても勉強になりました。
クリックがある物はROASが高いですが、そもそもクリックされていないのでキーワード/商品名見直します。
人気商品が最低価格でやっていて常にRPP上位だったのが7月で表示されなくなりましたが、他社さんが単価アップでやっていることも分かったので、単価調整などもチャレンジしていきたいとおもいます。
最後に…
会員制サポートサービスECマスターズクラブでは、2000社以上のショップに、楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonなどの最新情報やノウハウ、オリジナルツールを提供しております。
また、毎週2回配信しております会員限定のライブ配信のうち、水曜日の200名以上が参加される「公開コンサルティング」では、代表の清水が参加者のページを拝見しながら、リアルタイムで改善点などをお伝えしております。
今回は、2021年7月14日(水)17:00〜配信した内容をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
「ECマスターズクラブ」では、日本全国にて、セミナーを開催しておりましたが、昨年4月からは新型コロナウイルスの影響により、毎週オンラインにて開催しております。
セミナーに参加された方に、ご入会方法をご案内しております。
「楽天ショップのノウハウを知りたい。」「売上をもっと伸ばしたい。」などご興味のある方は、ぜひ事務局までお問い合わせください。
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