【Amazon広告】Amazonスポンサーディスプレイ広告の「オーディエンス」3種類を解説

アグザルファ株式会社

こんにちは!
国内初のAmazon専門コンサルを展開しているアグザルファです!

アグザルファブログではAmazon専門コンサルタントがAmazon出品に役立つ情報をお届けしています。

早速ですが、Amazon出品者の皆様は、スポンサーディスプレイ広告(以下、SD広告)で、「過去の行動履歴」をもとにしたターゲティングを使用できる「オーディエンス」という設定が可能なことをご存じですか?

SD広告では、「オーディエンス」というターゲティングを設定することで、これまでスポンサープロダクト広告(SP広告)や、スポンサーブランド広告(SB広告)では設定することができなかった、【過去の行動を基にしたターゲティング】が可能となり、Amazon限定のオーディエンスに広告を露出することができます。

本記事では、SD広告の「オーディエンス」の種類や設定方法を解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください!

SD広告の「オーディエンス」についてもっと詳しく知りたい方はコチラから!
https://bit.ly/2omhn4b

スポンサーディスプレイ広告とは?

スポンサーディスプレイ広告とは、広告対象のASINに関連する商品やカテゴリー以外にも、特定の興味・関心を持つオーディエンスをターゲティングとして設定し、選択したターゲティングオプションに基づいて、Amazon内の商品詳細ページやその他の商品関連ページに表示することができる「クリック型課金制の広告」になります。

なお、「ビューアブルインプレッションに合わせた最適化」を入札方法として設定した場合は「クリック型課金制の広告」から「インプレッション型課金制の広告」となります。

クリエイティブ(広告素材)に関しては、

・オートで自動生成されたディスプレイクリエイティブ
・ロゴやテキストを使用したカスタムクリエイティブ

上記いずれかを使用することができます。

3種類の「オーディエンス」

オーディエンスには、①【閲覧リマーケティング】と②【Amazonオーディエンス】に加え、③【購入リマーケティング】が新たに加わり、現在は3種類のオーディエンスがあります。

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①【閲覧リマーケティング】
過去7日、14日、30日、60日、90日以内に広告商品や類似商品、特定のカテゴリーの商品を閲覧したセグメントにリーチ

②【Amazonオーディエンス】
新規見込み客向けに、Amazon内の購買履歴に基づいた、あらかじめ構築された何千ものオーディエンスセグメントの指定が可能

③【購入リマーケティング】
過去日7日、14日、30日、60日、90日、180日、365日以内に広告商品や類似商品、特定のカテゴリーの商品を購入したセグメントにリーチ
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上記オーディエンスは、Amazonスポンサー広告ではSD広告でしか使用することができないため、SD広告における最大の特徴とも言えるでしょう。

商材やカテゴリーによっても異なりますが、商材のターゲット層に沿ったオーディエンスを選択することが重要です。

「オーディエンス」の設定方法

次に、実際の管理画面上での「オーディエンス」の設定方法について以下手順に沿って解説していきます。

手順1 –「スポンサーディスプレイ広告」キャンペーンを作成
手順2 – ターゲティングの設定
手順3 – 「オーディエンス」の選択
└①Amazonオーディエンスの場合
└②閲覧リマーケティング/購入のリマーケティングの場合
手順4 – その他キャンペーン設定


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■手順1 –「スポンサーディスプレイ広告」キャンペーンを作成
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まず、キャンペーンマネージャーに移動し、「キャンペーンを作成する」ボタンから、新規手順1 –「スポンサーディスプレイ広告」キャンペーンを作成キャンペーン作成画面に進み、「スポンサーディスプレイ広告」を選択します。

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■手順2 – ターゲティングの設定
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ターゲティングでは、「オーディエンス」を選択します。

※「商品ターゲティング」では、広告を表示する対象の商品やカテゴリを選択することができます。

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■手順3 – 「オーディエンス」の選択
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ここで、先にご説明した3種類の「オーディエンス」から、Amazon側で事前に構築されたオーディエンスセグメント「Amazonオーディエンス」(以下画像内、赤枠)を使用するのか、商品詳細ページの閲覧や購入に基づいたオーディエンスにリーチする「閲覧リマーケティング/ 購入のリマーケティング」(以下画像内、緑・青枠)を使用するかを選択します。

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■①Amazonオーディエンスの場合
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Amazonオーディエンスでは、すべてのオーディエンス配下にある、Amazon内での購買履歴に基づいた【ライフスタイル、趣味、ライフイベント、インマーケット】のセグメントへリーチすることができます。Amazon限定のセグメントを使用して、より関連性の高いオーディエンスにリーチし、認知度を高めて検討を促します。

手順①-1
^タブより、最適なオーディエンスを選択。

手順①-2
追加をクリックすると、選択したオーディエンスのリーチボリュームが表示されます。
ここで最終的な入札額を設定します。

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■②閲覧リマーケティング/購入のリマーケティングの場合
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閲覧リマーケティング / 購入のリマーケティングでは、広告対象商品や類似商品のほか、商品カテゴリー、ブランド、およびその他の商品機能を閲覧、または購入したセグメントにリーチしリタゲを行うことができます。

手順②-1
【提案】タブでは、Amazonがレコメンドしたセグメントやオーディエンスのカテゴリーが自動で表示され、最適なオーディエンスを選択することができます。

ルックバック期間は【7日、14日、30日、60日、90日以内】に設定を変更することができます。

※『購入のリマーケティング』では【7日、14日、30日、60日、90日、180日、365日以内】で設定可能。

手順②-2
【検索】タブでは出品者側でリーチさせたい特定カテゴリーの検索を行うことができます。
動的セグメントや、オーディエンスのカテゴリーから追加をクリックし、配信オーディエンスを設定いたします。

手順②-3
【提案】や【検索】タブから選択したカテゴリーは「特定のブランド / 価格帯 / 星の数 / Amazonプライム配送特典の有無」で絞り込みが可能ですので、より的確なセグメントに絞り込む際にご活用いただけます!

手順②-4
最後に、オーディエンス横の追加をクリックすると、選択したオーディエンスのリーチボリュームが表示されます。
ここで最終的な入札額を設定します。

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■手順4 – その他キャンペーン設定
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その他必要項目を各セクションにご設定の上、「キャンペーンを作成」ボタンをクリックすると設定が完了です!

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■< 注意点 >
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カスタムクリエイティブを使用しないキャンペーンは通常であれば送信後1~2時間で掲載されますが、カスタムクリエイティブを使用するキャンペーンでは、キャンペーン掲載前に広告の審査手続きが必要となります。

審査の手続きは通常24時間以内に完了しますが、最長3営業日かかる場合があるそうです。

※広告が承認されたかどうか、または変更が必要かどうかについては、キャンペーンマネージャーの「クリエイティブ」タブで確認することができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

SD広告の名前は聞いたことがあっても、実際のオーディエンスの種類や違い、設定方法などが分かりづらく設定を諦めてしまっていた…なんてことありませんか?

SD広告では、スポンサープロダクト広告やブランド広告などといったスポンサー広告でこれまでリーチすることができなかった【購入者や閲覧者のリターゲティング設定】や【Amazon限定のセグメントにターゲティングする】ことができ、且つ、【過去の行動を基にしたターゲティングが可能となる】ため、購入意欲の高いセグメントのみならず、新しい見込み顧客にターゲティングができるという点で大きなメリットであると思います。

SD広告を活用して、適切なターゲット層へ露出を広げながらトラフィックを集め、販売機会を増やしていきましょう!

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アグザルファブログが皆様の参考になれば幸いです。

今後もAmazon出品者の皆さまをはじめ、有益な情報を発信して参ります!
最後までお読みいただきありがとうございました。

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アグザルファ株式会社

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2011年より業界初のAmazonコンサルティングを開始。
パイオニア企業として長年にわたり多くのクライアントの売上を拡大してきた確かな実績や知見を蓄積。

商品やカテゴリ問わず、Amazonデータの解析や競合調査をもとに、1社1社に合わせた最適な施策を実施し、競合との差別化で売上拡大の実現に繋げます。

個人から大手企業まで多くのクライアントのサポート実績があり、月商10倍や無名ブランドを有名ブランドに育てるなど、着実に成功事例を創出。

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「日経MJ」や「日本ネット経済新聞」、Amazon関連書籍をはじめ、多くのメディアで当社のコンサルティング実績が掲載。AbemaTVの番組「AbemaPrime」にAmazonの動向について代表比良がゲスト出演しました。

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