アフィリエイト広告が企業やユーザーにもたらす役割とは

河崎 玲央奈

こんにちは。アフィリエイト広告プラットフォーム「A8.net」のマーケティング担当、株式会社ファンコミュニケーションズの河崎と申します。

中小企業さま向けに、アフィリエイト広告の基本要素を「専門用語を使わずに」「わかりやすく」「中立に」お伝えするコラムを、全6回に分けてお送りしています。

第2回のテーマは『アフィリエイト広告が企業やユーザーにもたらす役割とは』です。

前回は、アフィリエイト広告のしくみや、身近なアフィリエイト広告の例をご紹介しました。では、アフィリエイト広告は実際に活用することで、企業やユーザーにどのような役割をもたらすのか、考えていきましょう。

過去記事はこちら!第1回

広告の役割とは?

そもそも「広告」は(広く告げる)と書くように、自社の商品やサービスを世間一般に知らせ、関心を集めることを指します。現代では、広告をきっかけに製品を認知し、購買や申し込みを促す意味合いも含まれます。

しかし本来、企業のみなさまが実現したいことは、単に販売数を爆発的に伸ばすことではなく、「新たな生活スタイル」「今よりも便利な社会」の提案など、企業それぞれが思い描く生活環境やビジョンを世間に伝えることではないでしょうか。

数多くのマーケティング施策を選ぶうえで、その施策から得られる売上や認知の先に何があるかをイメージすることは、非常に重要な要素です。

場合によっては、アフィリエイト広告が正解ではないこともあるでしょう。このコラムがマーケティング施策選択の一助となれば幸いです。

アフィリエイトの役割とは何か

では、アフィリエイト広告が中小企業に与える役割にどのようなものがあるのかご紹介します。大きく分けて3つ、ご紹介します。

・認知拡大
・コストコントロール
・ブランディング


・認知拡大
まず1つ目は、認知拡大としての役割です。

前回のコラムでお伝えしたように、アフィリエイト広告はメディアが記事を作成し、ユーザー目線で企業の製品を紹介してくれる広告です。自社製品に関する紹介記事やSNS投稿が増えれば、多くのユーザーに認知されます。

あらゆる商品やサービスが存在する現在、ユーザーの選択肢に入ることは、簡単ではありません。中小企業のマーケティング部署においては、1名でECサイト全体を担当していたり、店舗対応や広報と兼務するケースもあり、自社のみで認知拡大を狙うことは難しい場合もあります。

そのような状況において、第三者によって認知拡大することは、より効率的な認知拡大が期待できます。また、さまざまな切り口の記事が生まれることで、WEB上に情報の網が広がり、検索ユーザーの取りこぼし防止にも繋がります。

・コストコントロール
2つ目の役割は、広告運用におけるコストコントロールです。

アフィリエイト広告は、広告の表示やクリックではなく、購入や申込みが発生した際に広告費が発生する成果報酬型となっています。1回の成果ごとに支払う広告費は企業側で自由に設定できるため、あらかじめ採算が見込める金額に調整することもできます。そのため、WEB広告の中でも費用対効果の高い運用が可能となります。

ただし、ここで忘れてはいけないのは、アフィリエイト広告はメディアに選ばれて初めて広告掲載がスタートするということです。あまりにも広告費を低く設定すると、メディア側の旨味がなくなり、紹介されにくくなる可能性があるのです。第三者による広告ゆえの難しい点です。

私たちアフィリエイト事業者からすると、アフィリエイト広告で成果をあげている中小企業の共通点として、この金額設定のバランスが非常に優れていることが多いです。

例えば、アフィリエイト広告では、各メディアに支払う広告費を個別設定できる機能があります。獲得好調な有力メディアには1件あたりの広告費を引き上げて掲載強化を打診したり、獲得が少なければ元の金額に戻すなど、広告コストの最適化が図れます。アフィリエイト広告での売上が安定すれば、企業にとって持続しやすい投資になるでしょう。

・ブランディング
3つ目の役割は、ブランディングです。

世の中の商品やサービス一つひとつには、市場調査・サンプリング・素材選定など、企業のみなさまの努力が詰まっています。中小企業だからこそ絶対に譲れない品質や、こだわりもあるでしょう。しかし、それらをECサイトの説明欄に事細かに掲載するのは難しく、ユーザーがすべての文章を読んでくれるとも限りません。

アフィリエイト広告では、メディアが実際に商品やサービスを使った感想をレビュー記事やSNS投稿にすることで、製品のこだわりやクオリティをユーザー目線で噛み砕いて伝えてくれます。「第三者も納得できる品質」であることが、製品や企業の独自性を高め、ひいてはブランディングにつながります。

口コミを経由して「このブランドのこだわりが好き」「この企業のコンセプトに共感する」といった新たなファンが増えていけば、より強固なブランドを構築していけるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、アフィリエイト広告がもたらす役割をご紹介しました。自社に足りていない要素があれば、一度検討してみるのもよいかもしれません。

次回は、アフィリエイト広告に出稿する企業の特徴や課題について、弊社独自の調査を交えてご紹介します。

弊社「A8.net」のHPでは、アフィリエイトの特徴やメリットについて、さらに詳しくご紹介しています。
少しでもアフィリエイト広告にご興味を持たれた方は、ぜひ覗いてみてください。


著者

河崎 玲央奈 (Reona Kawasaki)

2018年ファンコミュニケーションズに入社。アフィリエイト広告の導入支援からアフィリエイトメディアの営業担当など、幅広い業務を経験したのちにA8.netのマーケティングを担当。
現在は主にオウンドメディア運営のほかに、コラムや導入事例といったコンテンツの企画~取材~執筆業務に従事。

社内では軽音サークルに所属し、ベースを担当。
趣味は猫とヴィンテージ雑貨集め。