一番基本のリピート施策「メルマガ」がなぜできないのか?

藤田 堅索

前回は「必ず読まれる!売れる!メルマガの基本を復習」ということで投稿させていただきました。

今回はそもそも「一番基本のリピート施策「メルマガ」がなぜできないのか?」について投稿させていただこうと思います!

リピート販売に有効な施策とは?

まずは復習となりますが
リピート販売における有効な施策です。

いろいろな方法があるかと思いますが、
やはり費用対効果を考えると
メルマガの発行が有効な施策になります。

ここで重要なこととして認識して
いただきたいのですが、
現在はメルマガ以外にもユーザーに
継続的な接点を持つ手段が多くありますよね。

「FaceBook(フェイスブック)」
「Twitter(ツイッター)」
「Blog(ブログ)」、
最近では「LINE@(ラインアット)」などです。

しかし、これらSNSを活用して集客(売上)に
繋がったというネットショップの成功事例は
ほとんど聞こえてきません。

現状では「リピート促進施策」に
活用することは難易度が高いと言えます。

SNS活用を謳ったセミナー情報などを
気にはなると思いますが、
惑わされずに王道のメルマガ施策をしっかり実施する。

これがまず行うべき費用対効果の
一番高い「リピート促進施策」になるはずです。

ところがこれが結構できてないわけですね。
そこで今回コラムを投稿することにしました。


 

なぜメルマガを送るのか?

なぜメルマガを送るのか?

というと恐らく「お店を忘れられないため」に
メルマガを出すと考えているかと思います。

また、当然ながら「買ってもらう」ために
メルマガを出しているかと思います。

ところが、多くの方が月に数回しか送ってませんよね?

これだと忘れられてしまいます。

忘れられないためのアプローチ手法は
「定期的に配信する」ということに
尽きるわけですが...

ここで注意していただきたいのが
みなさん「メルマガ」を送ることで
忘れられないようにして、次回買ってもらおう
と考えてらっしゃると思うのですが、
実はちょっと違うということです。

え?何言ってるの?と思った方も多いと思いますが、
重要なのでしっかりとご理解ください。

真実は、

「買おうと思っていたタイミングにメルマガが来た」

これが正解です。

「メルマガを送ってお客さんが買った」と、
「お客さんが買おうと思っていたとこにメルマガが届いた」

一見同じことのように聞こえますがかなり違いますよね。

前者は「売り手のタイミング」、
後者は「お客様のタイミング」となります。

この考え方が間違っていると
「反応が悪い」「見られてない」「売れない」「原稿が悪いのか?」
「こんなに送ったら嫌がられる」と悩んでしまい、
すぐに発行を辞めてしまいます。

極端な例ですが、3日前に「お米10Kg」を
買ったばかりの人にはどうアプローチしても
更にお米を買ってもらうのはかなり難しいですよね。

売り手のタイミングでメルマガを送っていると
タイミングが合ってない=効果がない
と誤ったとらえ方をしてしまいます。

それで、どうなるかというと
メルマガの配信をすぐに辞めてしまいます。

メルマガでは売れないと思っている人は
数回しかメルマガを出していません。

メルマガを送り続けなければ
そこからの集客も、売上も発生するはずがない
という当たり前の事実を今一度ご認識ください。

メルマガは売れないと言っている多くの方は、メルマガを出してない人です。

一方、メルマガで売上を作れる人は、
常に出し続けていますので、
「そういえばお米がなくなりそうだったな」という
タイミングのお客様にヒットできるようになってきます。

だからリピートで売れるわけですね。


 

リピートを加速させる簡単な仕掛け

メルマガを出し続けることで
お客の購買タイミングにヒットしてきます。

もし、この時に、例えば1週間期間限定の
クーポンが付いていたらどうでしょうか?

この機会に買っておこうとなる可能性が
「ぐぐっと」高まると思いませんか?

つまり、毎週1回、1週間の期間限定クーポン
を付けてメルマガ配信するのです。

これならオファーがあるので送る理由も成立します。
(参考:必ず読まれる!売れる!メルマガの基本を復習
http://ecnomikata.com/ecnews/marketing/7212/

慣れてきたら頻度を上げていってくださいね。


 

お客は必ずどこかで買っている

お客は必ずどこかで買っています。
ですので、お客さんが購入するタイミングに
自分のお店のメルマガが届いているようにすべきとなります。

最低でも1週間に一度、継続して
配信することが必要になります。

あとは、あなたのお客さんの米櫃(こめびつ)が
空になるタイミングが来るのを待つだけです。

アパレルなど季節性のある商材、新着の多い商材では、
お米のように無くなったら購入するという性質ではありませんが、
季節ごとの商品情報を提供していくことで
他店ではなく、自店舗でリピートしてもらえるようにしましょう。

寒くなってきたら、マフラーや手袋くらいは
買い換えようかなと考えたりすると思います。

そのタイミングに、500円クーポンや、
コートなどを意識し1万円以上購入で1000円OFFクーポンなどを
毎週メルマガで送り続ければ、お客様のタイミングに合った時に
購入に繋がりやすくなるはずです。

もし、あなたがメルマガを送らなかったら、
そのお客さんは、他店で購入してしまいます。

そうなったら後の祭りです。
たとえ半額セールをやっても、もう買ってしまったお客は
あなたのお店には来店もしないし、
あなたのお店で買うこともないでしょう。

もう他店で買ってしまったのです。

また、他店でも買わないお客は自店でも買わない
非見込み客ですので、買うお客をライバル店に
取られないようにしてください。

なお、「購買タイミングに合ったから購入される」
ということではなく、
「メルマガで狙い通り売上を作る」という場合には、
より魅力的な「オファー」や「キャンペーン」などの
企画力が問われます。

これは初心者には難しいのでまずは、
お客様の購買タイミングにメルマガが届くよう、
最低でも1週間に1回「メルマガ」を発行する
習慣作りを意識してみてください。

配信しなければ何も起こりませんので
メルマガは発行しようと思っても継続できません。

変な言い方かもしれませんが、

「出しているから出せるようになる」

「継続してないのは出してないから」

と考えられるかが結構ポイントになります。


ネットショップを強化するご相談にも対応しています。
ECステーション
http://www.intecrece.co.jp/ec/index.html

メルマガ簡単作成ツールもございます
http://www.intecrece.co.jp/mc/tokutyou.html


著者

藤田 堅索 (kensaku fujita)

株式会社インテ・クレッセに2008年中途入社し、1年後に「戦略思考」+「マーケティング」+「発想法」を使い新規事業としてECステーションを企画立案。ダイレクトレスポンスマーケティングやキャッチコピーライティングを得意とし、訪問営業・電話営業なし、広告費なしで収益数千万円の事業を構築。2015年からはEC領域だけに留まらず、新たなWEBサービス事業にも着手中。「WEBはもっと自由だったはずだ」をコアコンセプトにしている。

インテ・クレッセ(http://www.intecrece.co.jp/