EC事業者が認識すべきアプリマーケティング
2014年を振り返って『ビックデータ』『DMP:Data Management Platform』などの言葉が結構先行したような気がします。
実際取組めている企業がどれだけいるのか・・・。さて、前回からのアプリについてです。2015年は、改めて戦争の時代に突入すると考えています。Browserの競争や、検索エンジンの淘汰の時代があったように今後は、BrowserとECです。もう一つは、メルマガとプッシュ通知です。今日はこの2点についてです。
まずBrowserとアプリの話。ここ数年よく耳にするのが『いやぁ、スマホからのトラフィックが増えていてね』みたいな話です。流入に関しては確かにBrowser経由というのはよくわかりますがご自身はスマホでBookmarkされますか? 今の時代、『ECはLTVだ』と加藤公一レオ氏は啓蒙されていますがどの業種も基本的にLTVは重要であり注力している為、メルマガやリターゲティング広告を一生懸命行うようになってきました。それ以外の方法で再来訪や、LTV向上においてチャネルをうまく使っているのが以下の事例です。
基本的にどちらもアプリからのトラフィック増加や再訪問を意識してのアプリ化となっている可能性が高いです。新規のトラフィックは確かにBrowserという業種は多いと考えますが再来訪が、Browserでの検索結果やメルマガである必要はないですしこちらのほうがきっと親切ですね。LTVや再来訪のチャネルとしてアプリを活用するということもひとつの施策かと考えています。皆さんの生活の中で何気なくこんな風にアプリを使っていませんか?
次に2つ目の『メルマガとプッシュ通知』です。プッシュ通知が来ることも既に当たり前の時代になってきましたね。今まで、Amazonなどで商品を買うとこんなメールが来ていましたね。
しかし、時代はメールを見ない時代です。私は2年前からキャリアメールは既に捨てていまして端末に受信すらしていません。皆さんもほとんどのコミュニケーションがLINEになってしまった今、仕事以外でメールを使いますか? そこで重要になるのがプッシュ通知です。
今ではプッシュ通知は当たり前になっていますし、Amazonに関しては初めに記載させていただいた『発送しましたメール』(いわゆるステップメール)もプッシュ通知で受け取ることができるようになっています。
確かに、すべてにおいてプッシュ通知がいいとは限らないです。それは、メールマガジンと同じです。送り過ぎ、告知ばかりではいい気はしないものです。またプッシュ通知にはメルマガよりも情報量が少なくなるなどの懸念もあったりします。
メルマガができてざっくり10年あまり、確かに企業として良い告知ツールであったに違いないですし、ユーザーもステップメールなど含め便利だと感じた時代があったでしょうが、今2015年にそれは果たしてベストな施策なのでしょうか?
ゲーム業界では非常にプッシュ通知のマーケティングが進んでいますが今後ECアプリを新たなチャネルとしての利用、メルマガに変わるプッシュ通知のマーケティングなどを考える必要があるでしょう。