【事例あり】ECカートシステムについてとカート選定の重要性①
カートシステムとは
自社でネットショップを開業する場合、ECカートシステムと呼ばれるソフトウェアの導入が必要となります。
ECカートシステムは、ユーザーがサイトに訪れ商品を閲覧し、その後気に入った商品を選択し
実際の購入に至るまでの行動を実現させるためのシステムとなります。
現在のEC業界では、多様なECカートシステムが販売されており
ミニマムコストでの導入が可能・医薬品の販売に対応できる・卸販売機能が備わっているなど
各社それぞれ特徴のあるカートシステムを提供しています。
そのため、各企業様ごとに適切なECカートシステムの選定が重要となり、選定を誤ると構築からその後の運用までをスムーズに実施することが難しくなってきます。
さらに、昨今ではビジネスの規模が拡大するにつれ業務システムやWEBツールなど複数の外部連携も必須となり、ますます投資の大きい分野となっています。
カートシステム選定について
年々バリエーションが増えているカートシステムですが、ビジネスにあったシステムを選定する必要があり、
運用ギャップが多数生じたり、カスタマイズのために余計な費用が発生したりするなどのミスマッチ事例は多く、選定については知見が求められます。
適切なカートシステム選定のポイントについては、次回以降更新予定の第二回にてご紹介いたします。
SBSグループのEC構築事例
OEMを中心に財布などの革小物の卸販売を行っていた、革小物メーカーのA社様。
OEMだけでなくより利益率の高い自社ブランドの販売を目指し、新規でのECサイト立ち上げを模索しておりました。
EC構築に際しては既製品だけでなく、お気に入りの画像を商品に挿入できる「オーダーメイド商品」の販売を予定しており、その仕組みにも対応できるECサイトにしなくてはなりませんでした。
要件定義の際は100以上の項目があるチェックリストを用い、先方要望だけにとらわれない多角的な視点で構築要件をチェック。
その結果、前述の画像挿入機能や導入費用などのスペック面に加えて、その後の運用が適切にできるかについても不安を抱えていることが分かったため、
直感的で操作性に優れているカートシステムであることも重要要件として再定義。
その結果、画像挿入などの柔軟な販売方法が可能で、かつその後の運用を見据えたうえでShopifyというカートシステムを選定しました。
一般的なECサイトでは組み込みが難しい画像挿入機能については、複数の連携アプリを検討した上で費用と先方要件に最適なアプリを選定。
画像挿入機能のみならず名入れ機能の実装も可能にし、卒業シーズン向けなど幅広いユーザーニーズに応えられるサイトにしました。
デザイン部分については、革小物の手作り感が伝わるよう色味の調整や商品画像の撮影バリエーションの提案など、ユーザーの購入意欲を促すようなサイトデザインはもちろんのこと、
「オーダーメイド商品」の購入時に、顧客が迷わないようトップページ・商品ページの導線を整理するなど、機能面も考慮したサイト全体のデザイン制作を実施。
結果、カートシステムのランニング費用と顧客対応等にかかる人的リソースの双方を抑えた運用を可能にし、売上およびその後の利益の最大化にも寄与することができました。
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