郵送DM、見直してみませんか?
デジタルマーケティングに取り組むのが一般的になりつつある一方で、紙媒体である郵送DMにあらためて注目してみませんか?一見、古い手法のように思える郵送DMですが、現代のマーケティングにおいて独自の価値を発揮することもできます。その理由について具体的に見ていきましょう。
郵送DMが持つ強み
■高い到達率と閲覧率
郵送DMは、顧客の手元に直接届くため、ほぼ確実に目に触れる機会があります。メルマガは迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性もありますが、そのようなこともなく閲覧率が高いという特長があります。
■視覚的・触覚的な訴求力
印刷物としての質感やデザインは、デジタル広告にはない「手触り感」を伴う魅力があります。さらに、受け取った顧客に特別感を与えることで、ブランドのイメージアップに繋げることも可能です。
■競争が少ない媒体
デジタル広告が普及した結果、逆に郵送DMを活用する企業は減少し、競争が比較的緩和されています。そのため、郵送DMは他の広告に埋もれる可能性が低く、目立ちやすい媒体となっています。
■保存性の高さ
デジタル広告は入れ替わりが激しいのに対し、郵送DMは机や棚に保管されることも多く、必要な時に再度目にしてもらえる可能性があります。この保存性の高さは、デジタル広告にはない大きな強みです。
現代の郵送DMに求められる工夫
■パーソナライズの導入
顧客データを活用して、個別のニーズに合わせた内容を盛り込むことで、さらに高い訴求効果を発揮することができます。例えば、顧客の名前を記載したメッセージを届けたり、過去の購入履歴に基づく提案をしたり、さまざまな工夫が考えられます。
■デジタルとの連携
QRコードを記載してWebサイトやSNSに誘導する、専用のキャンペーンコードを記載するなど、デジタルとシームレスに連携することで、より多面的な施策を展開できます。
■クリエイティブの強化
洗練されたデザインやユニークな形状の郵送DMは、他のチラシなどとの差別化を図ることが可能です。その結果、受け取った顧客の関心を引きつけ、開封率や閲覧時間の向上に繋げることが可能です。
自分宛てのDMは、7割以上が読まれている
日本ダイレクトメール協会の調査によると、全DMのうち閲読率は全体で65%と、半数以上が読まれているそうです。また、自分宛てのDMについては、閲読率が75%となっているそうです。
この閲読率の高さは、なかなか魅力的ではないでしょうか。
※日本ダイレクトメール協会「DMメディア実態調査2023」より
まとめ
郵送DMは、デジタル全盛の時代にあってもその物理的な特性と高い到達率によって、高い訴求効果を期待できます。適切な工夫を施し、またデジタルとの連携を図ることで、郵送DMはさらに効果的なマーケティングツールとなるのではないでしょうか。古くて新しいこの手法を、ぜひ戦略の一部に取り入れてみてはいかがでしょうか。
定期的にウェビナーを実施しております。
ご興味がございましたら、ぜひご参加ください。