変わりゆく読書の形に応えて「楽天マガジン」を開始!

ECのミカタ編集部

ファッション誌やビジネス誌など約200誌の電子雑誌が読み放題に!

 楽天株式会社(以下、楽天)は、定額制の電子雑誌読み放題サービス「楽天マガジン」の提供を開始した。「楽天マガジン」は、スマートフォンやタブレットから、約200誌の電子雑誌を月額・税込410円、または年間・税込3,888円で楽しめるサービスだ。ジャンルはファッションやビジネスからグルメ・トラベル、スポーツ・アウトドア、趣味・娯楽など、11ジャンルの雑誌記事をいつでもどこでも好きなだけ読むことができる。

 雑誌の他に、記事の読みどころを要約して紹介する独自のキュレーション・コンテンツ「記事まとめ」が読めるページも設け、様々な雑誌の特色ある記事に出会える機会を提供する。この「楽天マガジン」はウェブサイトから利用申し込みを行い、iOSやAndroidTMのアプリで雑誌を閲覧することができる。なお、申し込み日から31日間は無料だ。

 「楽天マガジン」の開始を記念して、8月9日から10月31日までの間、「楽天マガジン」に申し込んだユーザーにもれなく「楽天スーパーポイント」100ポイントをプレゼントするキャンペーンを実施する。また、「楽天マガジン」の登録ユーザーは同期間に「楽天市場」または「楽天Kobo」での買い物の際、ポイントを通常の2倍獲得することができる。

 楽天は、総合書店の「楽天Kobo」、コミック専門の「楽天マンガ」に加えて、電子雑誌に特化した定額制サービスを提供することで、ユーザーの多様な読書スタイルとニーズに応える。また、出版社に新たな収益機会を提供し、国内の出版業界の活性化を図る。

女性による電子書籍の需要が高い!

 「楽天マガジン」のように「電子書籍読み放題サービス」を提供している所も相次いできたが、実際にはどのくらい需要があるのだろうか。楽天リサーチ株式会社が昨年に実施した「電子書籍に関する調査」によると、直近1年間で「紙の本を読んだ」と回答した人は約8割だった。一方、電子書籍を読んだ人は24.2%という結果となった。一方、「紙も電子書籍も読んだ」という人は21.8%だった。なお、この「読書」には、漫画と雑誌も含む。

 また、直近1年間で電子書籍を読んだ人を世代別に比較すると、20~30代の平均34.0%に対し、40~60代では平均17.7%と20~30代の約半数になった。なお、電子書籍を最も多く読む年代・性別は、20代女性で44.0%と、他の年代・性別とは大きく差が見られた。

 女性は雑誌からファッション情報や美容情報を得ることが多々ある。そういう意味でも、女性に特化している雑誌は多く存在する。今回の「楽天マガジン」にも、「美的」などの女性に人気が高いファッション雑誌もあるため、女性ユーザーから人気を得ることだろう。また、女性に限らず男性も気軽に読むことができるジャンルの雑誌も多く揃えている。一向に「電子書籍を好むが多い」と断念することはできないが、少しずつ電子書籍を好む人が増加しつつある。やはり、いつでもどこでも好きな時間に読むことができることが大きな魅力であり、電子書籍の需要は高まっていくことだろう。

電子書籍に関するさらに詳しい調査結果はこちら!


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