第1回「カラーミーショップ大賞2014」6万店舗超のネットショップの中から栄えある頂点が決定!

GMOインターネットグループのGMOペパボ株式会社は、2005年2月より提供を開始したネットショップ構築サービス「カラーミーショップ」を利用している6万店舗超のネットショップの中から、No.1の店舗を選出するコンテスト第1回「カラーミーショップ大賞2014」を開催した。

予想以上のレベルの高さに審査も難航

予想以上のレベルの高さに審査も難航

2014年4月15日、文化総合センター大和田(渋谷区)にて授賞式が執り行われた。同日、1次審査を通過した48店舗の中から大賞をはじめとした8つの賞の受賞店舗が決定し、各受賞店舗に賞状と副賞が贈られた。

授賞式冒頭でGMOペパボ株式会社代表取締役社長の佐藤健太郎氏は「10年ほどネットショップ構築の支援をしてきた中で、たくさんの素晴らしいネットショップが登場してきました。今後も来店してくださったお客様がドキドキ、ワクワクしてくれるようなショップが増え続けてくれると良いなと思います。そして、それらを支援していくことが自分たちの使命だと感じています。今回のコンテストは、新たな素晴らしいネットショップ誕生へのモチベーションにつながって欲しい、そして何より、このような素晴らしいネットショップがあることをたくさんの方々に知っていただくキッカケになって欲しいという思いから開催にいたりました」とコメント。また、「どのショップも予想以上の素晴らしさで、審査員も大変悩んでいました。結果は僅差だったと思う」とノミネートされたネットショップのレベルの高さを語った。

栄えある大賞は「北欧、暮らしの道具店」が受賞

栄えある大賞は「北欧、暮らしの道具店」が受賞

大賞を受賞した株式会社クラシコム代表取締役の青木耕平氏。GMOペパボ代表取締役社長の佐藤健太郎氏より、副賞100万円の目録を受け取る



大賞を受賞したのは、株式会社クラシコムが運営する「北欧、暮らしの道具店」(http://hokuohkurashi.com/)。同社は北欧のライフスタイルに魅せられたことをキッカケにオープンしたネットショップで、生活に彩りを添える「暮らしの道具」を幅広く取り扱っている。宣伝活動は控えめながら、バランスの良いデザインに加え、APIを活用した独自システムの開発により効率化された運営、充実した読み物コンテンツや徹底したブランディングにより、着実にファンを増やすPR面が全審査員から高評価を得ての受賞となったようだ。

株式会社クラシコム代表取締役の青木耕平氏は受賞にあたり、次のようにコメントした。

「栄えある賞に選んでいただき、大変光栄に感じるとともに、スタッフ一同おおいに喜んでいます。しかも『第1回』ということで、本当に名誉なことです。今まで、日々お客様に必要とされるメディアでありたい、お取引先様や従業員にとって『関わってよかった』と思っていただけるような事業でありたいと願ってきました。今回、弊社を支えてくださったGMOペパボ様より、カラーミーショップ大賞をいただけたことは、私たちが今まで目指してきたことの一端を審査員の方々含め、認めていただけたのかなとしみじみ嬉しく思っています。今後も賞に恥じぬよう、より皆様に価値を感じていただける事業へ成長していきたいと思います。」

また、「今から7年ほど前に実の妹(=同社の佐藤友子氏)と一緒にこのお店を始めたのですが、最初は妹の自宅の、たった4畳半しかない和室を事務所にしていたんです。在庫は押入れで保管していました。そんな時代のことを思い出します」と喜びの声とともに、開業当時を懐かしむ様子も見られた。

その他各賞の受賞者も強者ばかり

その他各賞の受賞者も強者ばかり

「デザイン賞」を受賞した「ブエノチキン浦添」の二代目:幸喜朝子氏


優れたショップデザインの店舗に贈られる「デザイン賞」を受賞したのは、お酢、にんにくたっぷりチキンの丸焼き専門店「ブエノチキン浦添」(http://buenourasoe.com/)。審査員は雑誌『Web Designing』を刊行する株式会社マイナビ。おいしさをダイレクトに伝える高品質な商品写真を使いながら、スタッフの温かさを伝える素朴さも残した高感度満点のデザインが高く評価された。オリジナルのコスチュームに身を包み、壇上に上がった受賞者は「こんな格好をしてきて賞を取れなかったら恥ずかしかったので、本当に良かったです」とコメントし、会場に笑いを誘った。

「運営賞」を受賞したのは京都の和装製造販売をする「SOU・SOU」(http://sousounetshop.jp/)。独自のシステム導入や運営を行っている店舗に贈られる運営賞は、様々な技術書、技術雑誌の出版やWebサイト「gihyo.jp」を運営する株式会社技術評論社より贈られた。すでに超が付くほどの人気店でありながら、効率的かつ使いやすいシステムを独自に開発し、顧客に質の高いサービスを提供する姿勢が大きく評価された。

趣向を凝らした宣伝活動が評価された「FLCパートナーズストア」(http://shop.flcps.jp/)には「PR賞」が贈られた。Webメディア「Markezine」「ECzine」を運営する株式会社翔泳社が審査を担当し「商品が農家で大事に育てられる様子を綴ったブログを毎日更新するなど、大きな初期投資が難しい地方特産品の販売という分野で、お手本になるようなPR手法」と絶賛した。“わが家の専用農家さん”をコンセプトに運営するFLCパートナーズストアは、「生産者の方々が心を込めて作った安全でおいしい食材」を旬の時期に消費者に届けることを営業理念としている。

2013年1月以降にオープンしたショップが対象となった「新人賞」は、軽い・大容量・使いやすいの三拍子が揃った“ママバッグ”の専門店「D’COLLE」が見事受賞。審査員はクラウドソーシングサービス「ランサーズ」を運営するランサーズ株式会社。2013年にオープンしたショップながら、デザイン、商品、顧客対応に至るまで高いクオリティと徹底した「ママ目線」が受賞のポイントとなった。

各賞の受賞者には表彰状と副賞20万円の目録が贈られた。

特別賞は3名に授与

特別賞は3名に授与

また、惜しくも各賞の入賞は叶わなかったが、その素晴らしさが認められたネットショップには「特別賞」が贈られた。特別賞の受賞者は以下の通りだ。

カンタン手作り服の型紙専門店 ANNOKI Pattern(アンの木パターン)
URL: http://annoki.shop-pro.jp/

コンシェルジュ型通販サイト HATCH(ハッチ)
URL:http://shop.hatch8.jp/

オフィスや日常に遊び心と個性を加えたハンコ屋 邪悪なハンコ屋しにものぐるい
URL:http://www.ito51.com/

前向きな姿勢に今後もさらなる成長の予感

前向きな姿勢に今後もさらなる成長の予感

受賞店舗はいずれも、ショッピングモール出店ではない「独自ドメイン店舗」であった。それぞれファンを増やすために様々な工夫を凝らしており、きめ細かい顧客対応やSNSとの連携、コラムや読み物の更新をまめに行っている店舗が多かったようだ。

カラーミーショップ大賞2014では、店舗への事前アンケート、専門家の評価、一般投票という多角的な審査を行うことにより、売上だけでは計れない、ネットショップ運営においてショップオーナーが重視している点や、前向きな姿勢を大きく感じることができた。喜びの声、悔しそうな顔。いずれも今後のさらなる成長を予感させてくれるものであった。

「カラーミーショップ」は“低価格・高機能”をコンセプトとしたネットショップ構築サービス。月額利用料900円(税込)〜と低価格ながら、多彩な機能とカスタマイズ性で多くのネットショップオーナーを惹き付けている。同サービス運営のGMOペパボ株式会社は「今後も店舗の売上を支援するイベントやセミナーを実施し、ショップオーナーの『こだわりのネットショップづくり』を実現するべく、機能の拡充を進める方針」とコメントしている。ここ数年のネットショップ界隈は、ショップそのものの知名度はもちろんのこと、それを支える支援技術、支援サービスが盛り上がり、非常に注目が集まっている。今回のようなコンテストは、ネットショップおよびEC業界をさらに盛り上げていくキッカケになるのではないだろうか。