他社に遅れを取らない戦略。9月のイベントカレンダー
来る9月に備えよ!
9月。それは夏の暑さと、秋の爽やかさが混じり合う、曖昧な季節である。売上が下がると言われている「二八の法則」の8月を乗り越え、迎える9月にうかうかしていられない。なぜなら十五夜やシルバーウィーク、敬老の日、とイベントが満載だからである。
イベントには細心の注意を払って、対策を打つ必要がある。そこで9月のイベントカレンダーとともに、注目していこうと思う。
9月のイベントカレンダーと解説
【防災の日】
9月1日は防災の日である。1923年のこの日に、関東大震災が発生したことが理由だ。防災の日をきっかけに、防災用具を揃えるといった動きもあるだろう。Amazonや楽天市場では、非常食や、様々な防災グッズが1つにまとまったリュック式のセットなどが人気を集めている。
【十五夜】
2016年の十五夜は、9月15日である。日曜日のため、家族や恋人とイベントを過ごす人も多いだろう。月を見ながら月見団子を食べると、健康を幸せを手に入れることができると言われているイベントだ。
【敬老の日】
9月19日祝日は、敬老の日である。祖父や祖母に、感謝の気持ちを伝えるべくギフトを送る方も多いのではないだろうか。各モールでは、特集ページが組まれ、大々的に販促に力を入れているように伺える。
【お彼岸】
秋分の日を中日として前後3日間、つまり9月19日~9月25日の期間がお彼岸だ。お花や線香といった、お墓参りグッズが売れ筋である。その他にもぼたもちを食べたり、お供え物として故人が好きだったものやフルーツなどを購入するため、ECサイト側も気が抜けないイベントだ。
【シルバーウィーク】
今年のシルバーウィークは、9月17日~9月19日の3日間。そして少し離れて、9月22日である。例年よりも短めではあるが、世間は連休ということもあって、経済が活発になることが予想される。連休明けの受注処理が、9月の販売を成功に導く肝となるだろう。
ECサイトが9月に備え、注意すべきこと
9月のECも関わるイベントでは、日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市「第82回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2016」がある。テーマは、『暮らし・デザイン・新時代~住まいと暮らしのイノベーション 次世代デザインセンスとサムシングニュー~』だ。全国から約2,500社が揃い、ライフスタイルに関する新製品を展示する。現代のトレンド商品を、身を持って体感してみてはいかがだろうか。
またシルバーウィーク中、出掛ける消費者も多いだろう。配送の面で言うと、渋滞に巻き込まれて荷物の配達が遅れることのないように、事前に対策をする必要がある。また、荷物を届けたはいいものの、お客様が自宅を留守にしていたら、商品を届けることができないため注意が必要だ。注文が入った時点で確認を行うのが、最善の策かもしれない。
そして秋分の日があるように、季節の移り変わりのため商品のニーズが転換する可能性も高い。秋向けの商品を用意しておいたり、いち早く市場を読み消費者が求めている商品を提案することが重要だろう。9月は刻々と迫ってきているのだ。