Instagramの効果的な運用方法とは?タグピク社による新サービス開始
日本及びアジア圏のインスタグラマー1700名を束ねるインスタグラムPR専業のタグピク株式会社(以下、タグピク社)は、大手ブランド向けのアカウント構築支援に加え、中堅企業のファッションやライフスタイル商品のブランド向けに、Instagramアカウントの写真運用代行のサービスを開始した。
Instagramの動向は?タグピク社が新サービスを開始した背景とは?
つい先日、株式会社ジャストシステムによる調査で、スマートフォンを所有する20代日本人女性の50%、つまり約600万人がInstagramを利用していることが明らかになった。数ヶ月前の2016年1月度の調査では利用率が28%だったことを考えると、ここ数ヶ月で大幅に日本国内のInstagram利用者が増加し、急激に人気が高まっていることがわかる。
また、8月15日にはInstagramにビジネスコミュニティ向けの「ビジネスプロフィール」、「Instagramインサイト」、「投稿の宣伝」という3つの機能が追加されたばかりである。Instagramとしても、利用者の増加に合わせ、ビジネスの場としての利用を促進したいという考えなのだろう。
ここまでに挙げた最近のInstagramの動向を考えると、今後ますます企業によるInstagramでの販促活動が活発化することが見込まれる。現在、Instagramの企業アカウントは、1万社を突破していて、Instagramを活用したマーケティングに注力する企業は今後ますます増加し、数年で3〜5万社程度のアカウントが新たに構築される見通しである。
しかしその一方で、Instagramのブランディング支援を行なっているタグピク社によると、企業が開設するInstagramのアカウントは、ユーザーが求めている世界観に全く沿わない、またはECサイト掲載用に撮影したようなInstagram映えしないようなクオリティの低い写真が多数存在しているということだ。Instagramは他のSNSと比べ写真が投稿のメインとなっているので、視覚に訴えかける質の高い写真でのアピールが重要だが、企業はそのことを把握していないようだ。
また、ブランドのクオリティ管理以外にも、グローバル対応出来るマーケティング人材が不足していることから、Instagramの運用において不可欠な英語の#タグがしっかりと付与されていないケースもあるようである。Instagramでは1つの投稿に複数の#タグをつけることが多く、#タグをたどって人の投稿を探すという文化がある。なので、#タグの設定1つで拡散のされ方が大幅に変わってくるのである。
ここまでに挙げた写真や#タグがInstagramでは重要な要素だが、そのことを理解していない、もしくは理解していても具体的な施策を立てることが難しいという問題があり、Instagram運用について多くの企業が様々な悩みと運用のハードルを抱えているのが現状なのだ。
タグピク社が新サービス「段ボールソリューション」を開始!
様々な企業がInstagramの導入で苦労をしている中で、今回、タグピク社は、これまでに獲得してきたアカウント運用の知見とノウハウを生かし、中堅企業向けのソリューションを協力企業と構築した。Instagramの美しい世界観を壊さないように運用やプロモーションを行うことが、企業やサービスへのファン構築やユーザーの離反を防ぐために重要になる。中堅企業の参入ハードルを下げたいという想いからタグピク社は今回のサービス提供に至ったそうだ。
タグピク社が提供する新サービス「段ボールソリューション」は、段ボールに荷物を詰めて送るだけで、Instagramの世界観に適したフォトジニックな写真データを撮影し、Instagram開始用の初期アカウント設定が完了するというものである。
具体的な料金や内容だが、企業向けの初期アカウント構築パッケージは、30万円という価格と約1ヶ月の納期で、写真9枚、#タグのリサーチ、Instagramアカウントの初期設定(写真投稿、#タグの付与)、Instagram運用マニュアルのサービスが受けられる。
そして、翌月以降からの運用代行パッケージは2つのプランがあり、月額40万円(週2回投稿・10枚)、月額60万円(週4回投稿・20枚)で、写真データ、運用代行(投稿、監視、コメント返信)のサービスが受けられる。
この他にも、ハイブランド向けのオーダーメイドプランを月額100万円から行っていて、上記のプランとは別に、コンセプトメイキング、撮影シーン・カメラマンの選定、被写体モデルの選定など、細かいオーダーを受け付けている。
また、オプションプランとして、月額80万円〜で通常のプランに加え、毎週2枚(月10枚)をインスタグラマー2、3名(フォロワー数により人数と単価が前後する)での投稿というものがある。人気インスタグラマーによる投稿は高いプロモーション効果が期待できるだろう。
さらに、モール運営企業向けの「段ボールソリューション」導入コンサルティングプランというものがあり、ECモールのテナント企業に向けたInstagramアカウント運用導入促進の支援(個社別の対応、導入セミナー)のサービスを月額30〜300万円(導入テナント企業数に応じる)で提供している。今ならキャンペーン中ということで、月額10万円〜サービスの提供をしているので気軽で、お得に利用することができる。
これからInstagramへ参入を考えている企業は、手当たり次第にアカウントを作成するのではなく、今回新たに登場したサービスを活用した方が、良いスタートを切ることができると思うので、ぜひ利用を検討してみてほしい。
Instagramのアカウントを作成した後はどうするべきか
「段ボールソリューション」のサービスを利用し、Instagramに適したアカウントの作成ができたとしても、決してそれで満足してはいけない。アカウント作成とはあくまでスタート地点に立つことなのである。クオリティの高いアカウントによって、良いスタートダッシュが決まったら、次はその後の運用に目を向ける必要がある。
もちろん、タグピク社の運用代行パッケージを利用するのも1つの手段ではあるだろう。また、冒頭で紹介したInstagramで新たに利用可能になった「広告の宣伝」などの新機能を試してみるのもいいかもしれない。そして、タグピク社では今回紹介したサービス以外にも、動画制作やインフルエンサーを活用したPRなどのInstagramでのブランディング支援を行なっているので、ぜひ積極的に利用してみてほしい。
今、日本で急激に人気が高まっているInstagramを利用しない手はない。EC事業者はInstagramのポテンシャルを最大限まで引き出して活用するためにも、今回紹介したタグピク社のサービスの利用をぜひ検討してみてほしい。ビジネスにInstagramを取り入れることで、さらなる認知と売上の拡大が期待できるのではないだろうか。