LINEで情報をセグメント配信!FutureShop2の新機能

ECのミカタ編集部

「FutureShop2」が「Official Web App」に対応!

 ECサイト構築支援プラットフォーム「FutureShop2」を提供する株式会社フューチャーショップ(以下、フューチャーショップ)は、LINE株式会社が提供するLINEの「Official Web App」に対応した。「FutureShop2」で構築されたECサイト会員と、そのECサイト事業者が運営するLINE@アカウントの「友だち」とID連携し、セグメントされた会員にクーポンやメッセージにて配信できるオプションサービスをリリースした。8月22日にリリースした機能は以下の通りだ。

メッセージのセグメント配信
 登録会員の誕生日、年齢、性別および購入履歴、会員ランクなどの購買情報、保有ポイントなどからメッセージ配信先をセグメントし、メッセージを配信することが可能。例えば、保有ポイントの有効期限が近い会員に対する再来訪を促す施策に、LINEメッセージを利用することができる。

クーポンのセグメント配信
 登録会員の誕生日や購入回数・金額別、会員ランク別などから配信先をセグメントし、「送料無料」「定額割引」「定率割引」クーポンをLINE経由で配布することができ、レスポンス率の向上が見込める。例えば、今月誕生日の「友だち」にLINEメッセージで(ECで使える)お祝いクーポンをプレゼントすることで、より一層、親近感を演出することが可能。

LINEアカウントとの連携サンクスポイント付与
 LINEアカウントとID連携完了した会員に対して、サンクスポイントを付与することができる。これにより、LINEアカウントとの連携キャンペーンの実施等が可能となり、連携会員の増加が見込まれる。

LINEアカウントでログイン
 ID連携を行った会員はECサイトでのログイン時にLINEアカウントを利用することができる。ID連携を行った会員がLINEアプリ(iPhone版/Android版)内ブラウザを利用する場合には、ログイン時のID・パスワード入力が不要。「欲しい!」と感じた瞬間を逃さず、購入時のカゴ落ち軽減の効果が見込まれる。

 なお、料金に関しては、初期費用が0円、月額費用が3,000円(税抜)だ。ただし、別途、FutureShop2の契約が必要となる。さらに、オプション機能を利用する場合は、「LINE@」をプロプランにて契約し、認証された上で開設している必要がある。

集客販促の要「セグメント」をこれまでにない精度で実現

 今回、フューチャーショップが連携した「Official Web App」とは、企業が自社のWebサービスとLINEアカウントを連携させ、LINEアカウントを起点に集客・アクション誘導・リピート促進まで、ユーザーの行動をLINEアプリ上でシームレスに完結させることができる仕組みだ。ユーザーは、他のアプリやサービスの追加インストール・利用登録を行う必要無く、LINEアプリ1つで様々なサービスを簡単・便利に利用することができるようになる。

 企業にとっては、これまでにない精度で、アプローチしたいユーザーをセグメントし、メッセージやクーポンなどを配信することができるようになる。例えば、前述のポイントの期限が近い会員に再訪を促すメッセージを送ったり、誕生月の会員にお祝いクーポンを行ったりなどのアプローチは、これまで他のツールでも行われてきたことだが、Official Web Appでは、その精度がより高く、またLINEというツールならではの親近感を演出することもできる。

 現代では、LINEを利用するユーザーが多く、最近では個人間ではなく、個人と企業のやり取りも増えてきた。そこに来て今回のサービスは、ユーザーにとっても、無駄な情報を省き、本当にほしい情報を得ることができる、有益なものとなるのではないだろうか。今回のフューチャーショップと「Official Web App」の連携は、EC店舗にとっても、ユーザーにとっても、ECの新たな利便性を開拓することになるかもしれない。


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事