もしも10周年セレモニー、人生を彩るドロップシッピング

だて まいこ

 ドロップシッピングのパイオニア、株式会社もしも(以下、もしも)は、10周年を記念して「もしもドロップシッピング10周年記念セレモニー」を開催。華やかな会場にはおよそ80名のショップオーナーが集まった。

もしもドロップシッピング10周年記念セレモニー開催

 みんなの「もしも」を形にする。こうしたビジョンのもと、もしもは日本へ“ドロップシッピング”を浸透させ、今日も多くのショップオーナーから支持されている。(ドロップシッピングとは?→https://goo.gl/6zg2Fi

 2016年現在、もしもの会員数はおよそ45万人、そのうち68%が男性だが、“売上を伸ばしている”という意味では女性のショップオーナーが多い傾向にある。これは、消費が多い女性ならではの視点で、気の利いたショップ展開を行っていることが考えられるだろう。

 もしもドロップシッピングでは40万点もの商品数が用意されているが、実際に販売されている商品は6万点とのことで、依然としてこれからも伸び代のある業界といえるのではないだろうか。ジャンル別流通比率をみると、「生活用品・インテリア・雑貨」が65.0%と全体の半数以上を占めており、なかなか持ち運ぶことのできない商材であるからこそ消費者が求める傾向が見受けられる。

 ドロップシッピングは在庫を抱えなくともネットショップを始めることができるので、10代~70代以上までの幅広い年代のショップオーナーが利用しているが、実際にどれほど売上を上げることができるのだろうか。

ドロップシッピングは売れるのか。月商1800万円ショップオーナー登壇

 もしもドロップシッピングにおけるトップショップの流通額は年間2億円となり、利益額は年間2,000万円、販売商品数は年間で7,000個にもなるという。

 10年前までは「1個の商品をいかに売れるか」ということが重要視されていたが、現在は「多くの商品をいかに売れるか」ということで、家具・インテリアなど商品種類が多いものを販売することが売上を伸ばすヒントとなっている。

 実際に、家具・インテリアを扱い、2015年3月に月間売上100万円を突破してから急速に売上を伸ばし続け、月商1800万円を達成したショップオーナーもいる。広島 知範さんだ。

広島 知範さん

 広島さんは登壇すると、ドロップシッピングは“スキルがなくても考え方次第で成功へと近づける”と切り出した。

 「ドロップシッピングを行う上で一番大切なのは、精神面です。スキルは後からでも間に合います。稼ぎたいということばかりではなく、価値を提供して対価をもらうという姿勢でドロップシッピングを楽しむことが成功への近道なのではないでしょうか。お客様にとってより良いサービスを提供できているか、win-winの関係を築けているかが重要なのです。」

 “稼ぐ”ではなく、ドロップシッピングを“楽しむ”こと。考え方を少し変えるだけで、顧客に何を提供することがより良いのかが見えてくるのかもしれない。

左から)柿内 ひとみさん、秋田 諭加子さん、もしも大学 学長 竹内謙礼氏

 そしてセレモニー第二部では、もしも大学 学長 竹内謙礼氏を迎え、有力ショップオーナーとのパネルディスカッションが行われた。

 有力ショップオーナーには、秋田 諭加子さん、柿内 ひとみさんが選出され、売上を上げるコツや集客・ページ作成で大切にしていることなど、他のショップオーナーが気になるテーマを掘り下げ、会場を沸かせた。

 セレモニーも終盤に近づいた頃、華々しい活躍を遂げたショップオーナーの表彰式が行われた。そのショップオーナーとは。次のページで紹介。

もしも表彰式!今までとこれから

後列左から)宮川 洋さん、松塚 英子さん、斉藤 仁さん、秋田 諭加子さん
前列左から)田保 悠香さん、広島 知範さん、株式会社もしも 代表取締役 実藤 裕史氏、柿内 ひとみさん、奥成 大輔さん

【シニア部門】…斉藤 仁さん
【主婦部門】…秋田 諭加子さん
【フルタイム部門】…松塚 英子さん
【パラレルキャリア部門】…小島 邦生さん
【ライフワークデザイン部門】…田保 悠香さん
【公認講師部門】…宮川 洋さん、奥成 大輔さん
【新人部門】…広島 知範さん
【ベストセラー部門】…柿内 ひとみさん

 以上、8部門、9名が選出された(発表順)。

 9名の受賞者が壇上へ並ぶと、もしもドロップシッピングは改めて幅広い世代に利用されていることがよくわかる。そして、各受賞者の口から次々と出てくるのは、「人生を変えてもらった」「生きがいになった」など、もしもへの感謝の言葉だ。

 もしもは、ショップオーナーにとってただお金を稼ぐ場ではなく、自分の人生を彩る場なのかもしれない。

株式会社もしも 代表取締役 実藤 裕史氏

 そして、もしも 代表取締役 実藤 裕史氏は、この10年間を振り返る言葉とともに、今後はEC業界全体を見据え、ショップオーナーが越境ECへと挑戦していけるような環境を整えるなど、更なる展望を公言した。

 「10年前、ぼろぼろの和室で従業員数名で作業していましたが、10年後、このような状況が迎えられるとは想像もしておりませんでした。また20周年のときには、“10年前はまだまだちっぽけだったな”というような成長をしていきたいと思います。」

 今や、個人でもネットショップを始められる時代。ドロップシッピングはもちろん、ECサイトを簡単に作れるサービスやCtoCフリマなど、入り口は広い。しかしそこで大事なのは、いかに継続していけるかということだ。

 継続するためには、売上に固執することよりも顧客から愛されるECサイト作りが必要なのではないだろうか。息切れしないECサイトを育てるためにも、まずは顧客の立場に立ち、ECを楽しむ。ショップオーナーの笑顔からは、そんなメッセージが感じ取れた。

記者プロフィール

だて まいこ

横浜大好きハマっ子記者。学生の頃、恩師に文章で感動を伝えることの楽しさを教えてもらい記者を志すことに。夏は音楽フェス、冬は高校サッカー観戦、雨の日はお家で映画を観てます。正しい情報を正しく発信し、ECの力になるニュースを届けます。

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