Amazon、『ローマ人の物語』 日・英版を全世界で独占先行販売開始

塩野七生著『ローマ人の物語』

Amazon.co.jp(以下、Amazon)は25日、2014年4月25日より、同社が運営するKindleストアにおいて新潮社『ローマ人の物語』Kindle版の独占先行販売を開始することを発表した。

本作は現在シリーズ累計1,100万部を超えるベストセラーであり、今回初めて電子書籍化される。日本語版と英語版が同時発売となる。英語版においては世界の各Amazonにおいて販売が行われる。

塩野七生氏について

1968年に執筆活動を開始した著作家であり、『ルネサンスの女たち』を『中央公論』誌に発表した。

今回配信される『ローマ人の物語』は1992年より取り組みを開始し、ローマ史を誕生から滅亡まで欧米人以外の一人の作家が手掛けるという偉業を達成した作品となる。

これを受けて、2002年イタリア政府より国家功労勲章を受章、2007年には文化功労者に選ばれている。

販売について

Kindleストアでは4月25日に第1巻の『ローマは一日にして成らず』(英語版『Rome Was not Built in a Day』)の販売を開始、同時に第2巻『ハンニバル戦記』(英語版『Rome’s Wars with Hannibal』)の予約販売を開始した。

第3巻以降も順次予約を開始し、全15巻完結の予定となっている。予約に関しては、予約注文されたコンテンツは発売日になると自動的にユーザーの端末にダウンロードされる。クラウド上のライブラリでもアクセスが可能で見逃す心配もないだろう。