10月のイベントカレンダーをチェック

　10月。だいぶ秋めいてきて、肌寒く感じられる季節。食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、そんなことを言いながら人々は31日間を過ごしていく。（個人的には秋の味覚が楽しみだ。）

　そして、月末には「ハロウィン」というイベントが待ち受けている。このイベントは近年、バレンタインに追いつくような勢いを見せており、1年の中でもECサイトにとって気合を入れておくべき1日だ。

　その他にも、EC関連の展示会もいくつか行われる。その詳細は、イベントカレンダーにてご覧いただきたい。

9月のイベントカレンダーはこちらから。

10月の主なイベント、ピックアップ

詳しくはこちらから。（http://ecnomikata.com/knowhow/detail.php?id=11142）

【体育の日】
　1964年に初めて日本で開かれた東京五輪を記念して、1966年に制定された。「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう日」として国民に愛されている。10月は体育の日もあることで、運動会を開催する学校や団体も多い。想像はつくと思うが、この日が近くなると、スポーツ関連の商品が売れる傾向がある。

【ハロウィン】
　このイベントは、今やバレンタインに迫る勢いだ。楽天市場によると、ハロウィン関連商品の売上は、毎年約170%のペースで成長中だそう。また、8月頃から準備し始める人が出てきて、ピークは10月。早めに対策したほうが吉であろう。今年のキーワードは、“親子で楽しめる”と“Instagram映え”である。

【食品開発展 2016】
　食品分野の研究・開発、品質保証、製造技術担当者向けの専門展示会である。機能性素材や健康食品を集結させたHi（Health Ingredients Japan）と分析・計測・衛生資材、製造技術を集結させたS-tec（Safety and Technology Japan）から構成される。今注目の食品なども集まっているため、自社で商品を開発、もしくはOEMで商品を開発しようと思っているEC事業者は、足を運んでみてはいかがだろうか。

【第4回 通販ソリューション展 秋】
　通販・EC企業を支えるシステムやサービスを提供している企業を集めた専門の展示会。最新の技術を見ることができたり、様々な情報を手に入れることができるため、情報収集を行ってみてはいかがだろうか。前回の展示会では、越境ECブースが特に賑わいを見せていた。

10月の勝負の日は「ハロウィン」？

　10月の最大のイベントといえば“ハロウィン”だろう。年々規模が拡大するにつれて、ECサイトでハロウィン関連の商品を購入する人も増えてきた。昨年では仮装グッズや小道具だけでなく、化粧品や自撮りカメラグッズも売れたという声も耳に入ってきた。（リアルホラーを追及するために、血のりなども。）

　昨年から学ぶことは、ただ一概にハロウィンのグッズが売れるというのではなく、思いもよらなかった商品も擦れ筋になる可能性があるということだ。つまり、自社商品はハロウィンに関係ないと思っていたとしても、売り方を少し工夫するだけでハロウィン商戦を勝ち抜くことができるかもしれないのだ。

　ハロウィンは、まだ流行り始めて年が浅い。そのため、戦略や運営ノウハウが十分に溜まっていないECサイトも多いのではないだろうか。しかし、だからこそチャンスである。ハロウィン商品の購入ピークは10月中旬からだと言われている。ぜひ、今から自社商品を“売る”戦略を考えてみてはいかがだろうか。

今年のハロウィンの傾向に迫る

おそ松さん 公式サイトより

　ちなみに筆者は、今年「おそ松さん」のアニメが流行ったため、おそ松さんのコスプレを行う人が多いのではないかと予想している。すると、売れるのは…カラーパーカーなどになるのだろうか。