10月8日は「問屋の日」仕入れ先を探すEC事業者必見

ECのミカタ編集部

10月8日は「「10(とん)8(や)」とかけて「問屋の日」。東京中央区の「横山町・馬喰町・東日本橋」地区、通称「東京問屋街」の魅力を伝えるべく、平成27年、横山馬喰町新道通り会により登録が行われた。この日には、「実店舗やネット店舗を新規開業する法人、及び事業性個人」を対象に、東京問屋街の活用法を伝える様々なイベントが行われる。良質の商材の仕入れ先や仕入れ方法を模索している事業者には必見の日と言えるだろう。

老舗問屋街から日本最大、さらに最新の問屋街へ

 東京問屋街は、江戸時代から続く歴史ある老舗問屋街であり、今では衣料品・ファッション雑貨・生活雑貨等の卸商社や店舗、約500軒を連ねる「日本最大の問屋街」だ。この問屋街の大きな特徴は「現金問屋」という点だ。これは、関東大震災後の恐慌による教訓によるもので、以降の取引は現在に至るまで一切現金で行われている。これは、東京問屋街が安価に商品を提供できることにもつながっている。

 長い歴史と種々の商社や店舗、その中で培われてきた良質な商品や仕入れに関するノウハウ、東京問屋街にはそれらが集中している。また最近の変化としては、従来の小売実店舗経営者や海外からのバイヤーに加え、EC事業者も多く訪れるようになっているという。EC事業者にとって東京問屋街のメリットとは、上記のような点に加え、実際に商品を手に取って確かめた上で仕入れができることもあげられる。確かな商品を仕入れることが、自信を持って売るためには絶対に必要だ。

 時代の変遷の中でも変わらず、確かな商品と方法を提供する。それが東京問屋街の根幹だ。その上で、時代に合わせた販売方法、商材を提供していく。それが東京問屋街が長く愛される理由だろう。そういった魅力を伝えるためにも「問屋の日」が存在する。

 問屋街というと、初めての人にとっては、よく分からない、敷居が高いという場合もあるかもしれない。東京問屋街について知ってもらい、新しい商材に多く出会うことで、EC事業者に売上を上げてほしい。そんな想いを込めて、東京問屋街では、問屋の日に、EC事業者やバイヤーを対象に、問屋街探訪ツアー並びに仕入れ問屋の活用方法に関するフォーラムなども企画する。ぜひこの機会を活用してほしい。


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