面倒な家計管理がスマホで完結「LOHACO家計簿」とは

ECのミカタ編集部

 アスクル株式会社(以下、アスクル)と株式会社マネーフォワード(以下、マネーフォワード)は、eコマースとフィンテックの融合で新たな価値を創造すべく、2016年3月に業務提携した。

 今回、個人向けサービスの第1弾として、web版「マネーフォワード for LOHACO家計簿」、iOS版/Android版「ロハコ家計簿 Powered by マネーフォワード」(以下、LOHACO家計簿)の提供を開始した。

マネーフォワードとアスクルが提携に至った背景

 マネーフォワードが提供している、自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」は、銀行や証券、クレジットカード、ECサイトなど2,580以上の金融関連サービスからの入出金や残高の情報を自動で取得し、利用者数400万人を越えるサービスだ。

 一方、アスクルは、個人向けインターネット通販サービス「LOHACO」を運営している。LOHACOは、スマホから手軽に注文することができ、スピーディーに商品を届ける「第2世代eコマース」でNo.1を目指し、累計300万人を越えるユーザーが利用している。

 今回マネーフォワードとアスクルは、LOHACO家計簿のサービスリリースと機能改善を通し、暮らしに必要な「お買いもの」から「家計の管理」までを、隙間時間でスマートにスマホで完結できるライフスタイルを提案していく。また、LOHACOが強みを持つ商材である「日用品」は、暮らしの中で経常的に発生する支出対象であり、家計簿とは高い親和性があることから、ライフスタイル提案やサービス開発へ繋げていく。

日々の隙間時間で手軽にお金の流れを把握

日々の隙間時間で手軽にお金の流れを把握

 LOHACO家計簿は、マネーフォワードをベースにLOHACOのユーザー向けに開発された自動家計簿・資産管理サービスである。LOHACOのユーザーが隙間時間で手軽にお金の流れを把握できるように、以下のテクノロジーが活かされている。

【テクノロジー】
・複数の金融関連サービス情報と自動連携し、入出金や売買の情報などを同一画面にまとめて表示
・入出金や預金残高、家計収支など連続性・関連性を持つ情報を、多彩なカラーリングを交えたグラフィカルなユーザーインターフェースで分かりやすく表示

 LOHACO家計簿の特長は、LOHACOでの購入履歴や約2,580銀行、クレジットカード、電子マネー、携帯キャリア、各種ポイント、年金等々に自動連携してデータを取得することだ(2016年10月18日時点)。

 さらに、銀行引き落としやクレジットカードで決済をした支出などは、食費や光熱費などのカテゴリに自動で分類して家計簿が作成されるため、手間なく続けられる。また、自動分類されなかった収入・支出は、手動で分類することで自動学習され、次回から自動分類の対象となる。その他に、分類された内容がグラフ化される機能やレシートの自動読み取り機能が備えられていることも特長の1つだ。

プレミアムサービスとキャンペーン情報

 月額料金を支払う「プレミアム会員」では、以下のサービスを受けることができる。

【プレミアムサービス一例】
・過去1年分の資産と負債の内訳推移
・家族構成・収入などを勘案した理想の家計との比較
・データ閲覧可能期間に制限なし(通常会員は過去1年分まで)
・連携可能サービス数に制限なし(通常会員は10件まで)

 なお、LOHACO家計簿のスタートを記念し、アプリ版でお得な利用開始記念キャンペーンを行う。アプリをダウンロードし、自動連携サービスにLOHACOを登録した会員に、LOHACO家計簿で最大60日間プレミアムサービスを使用可能なプレミアム無料クーポンが贈られる。詳細は以下の画像の通りだ。

 手書きの家計簿は手間がかかる。既存の家計管理サービスも、複数の入出金の流れがある場合には煩雑になりがちだった。LOHACO家計簿では、買い物や金融機関のWEB明細などをまとめて自動管理でき、これはECの利用が多い消費者にとっても嬉しい点だ。また買い物の際に発行されるレシートを読み取るだけで分類できるため、全ての入出金を簡単にまとめることができ、従来のサービスよりも利便性が向上する。LOHACO家計簿は、現在のライフスタイルにより適した、より生活をしやすくするサービスだと言えるだろう。


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