申込開始!FutureShop2の新カゴ落ち対策でできること
ECサイト構築支援プラットフォーム「FutureShop2」を提供する株式会社フューチャーショップ(以下、フューチャーショップ)は、「FutureShop2」で構築されたECサイトにおいて、カゴ落ちした顧客に再訪問を促すメールを送信する「FutureCartRecovery」オプションを11月7日から提供する。それに先駆け、10月24日より事前申し込み受付を開始した。
パソコンだけじゃない。スマホECが抱えるかご落ちのリスク
カゴ落ちとは、顧客がECサイトで商品を買い物かごに入れたのにも関わらず、なんらかの理由で購入にまで至らないことをいい、米国Baymard Institute社によると、ECサイトのカゴ落ち率は世界平均で約70%近くにも上っているという。
ECサイトにとってカゴ落ちは、何としてでも防ぎたいはず。しかし最近では、ECサイトへのアクセスがパソコンからよりもスマホからの方が上回っており、ECサイトは今までのカゴ落ち対策だけではなく、スマホECに対応したカゴ落ち対策を備える必要がでてきた。
では、スマホECのカゴ落ちにはどのような原因が考えられるだろうか。そのひとつに、スマホEC特有の「スキマ時間によるショッピング」がある。スマホECでは、購入途中で発生する別の用事や行動、SNSや他のアプリからのメッセージ通知などにより、購入が遮断されタイミングを逃しカゴ落ちにつながる可能性が高いと考えられている。
そうしたカゴ落ちを防ぐべく、「FutureCartRecovery」オプションでは次のようなサービスを用意している。
「FutureCartRecovery」オプションでできること
①ECサイトを離脱した顧客に対してメールで再訪問を促すことができる。
メールはテンプレートがあらかじめ用意されているので、「FutureCartRecovery」管理画面内で作成して送信することができる。対象の商品画像や情報は自動表示されるため、EC事業者は手間を感じることなくメールを作成できるはずだ。また、メールはスマホでの表示用にも最適化されるので、スマホ用のメールを別途デザインする必要もない。
②メールを送信するタイミングや内容をその度に変えることができる。
メールを送信するタイミングは、顧客が買い物かごへと商品を入れてから最短15分後~最長90日まで設定が可能となっている。また、2通目、3通目のメールを送るタイミングも設定でき、異なるメッセージを送ることができる。こうしたメールの送信は、メールマガジンの会員のみに限られるため、不自然な追客行為でブランドイメージを低下させることはない。
③購入完了状況・機会損失状況をリアルタイムに確認することができる。
用意されているレポート画面で、カゴ落ち率や「FutureCartRecovery」利用後の購入率、メールの開封率などを可視化することができる。EC事業者はこうしたデータを活用し、自社ECサイトの顧客にはどのようなサービスを展開するのが良いか、戦略を練ることができるはずだ。
スマホECにも対応した「FutureCartRecovery」オプションは、タグ設置のみで簡単に導入することができる。まだスマホECに適したカゴ落ち対策を行っていないというEC事業者は、顧客の取りこぼしを最小限防ぐためにも早いうちから準備しておきたいものだ。今から備えられるかどうかが、2017年にどれほど結果を伸ばせるかに大きく影響してきそうだ。