衣料品との“ついで買い”を狙う 夢展望、オリジナルランジェリーブランドの販売を開始
ファッション通販サイトを運営する夢展望株式会社(大阪府池田市、代表取締役社長:岡 隆宏)は5月17日より、独自ブランドの下着の販売を開始した。既存の衣料品に合わせて中心価格は2000円台に設定し、衣料品と一緒に購入してもらうことで客単価の向上を目指している。
“見えないところにこだわる女性”に向けた低価格ランジェリー
発売したランジェリーブランド「Vivoque(ヴィヴォーク)」は、「身につけているだけで女性としての魅力を引き出し、より“魅惑的”に演出する。見えないところだからこそこだわる女性のためのランジェリー」をコンセプトに掲げている。
同社は、デザイン性と機能性を重視しながらも、ファッション感覚でランジェリーを楽しみたい女性のために、低価格で手軽に購入することができるランジェリーブランドとして「Vivoque」を開発。
上下セットで2000円台! さまざまなアイテムを展開
ブラとショーツのセット商品の中心価格は2500円で、衣料品の平均価格に合わせた。サイズはB65〜D75までの9サイズ展開になっている。今回のブランド立ち上げに伴い、専任の担当デザイナーをひとり置き、発売時に14型を提案した。品揃えは順次拡大の予定だ。
ブラジャータイプは「美デコルテ」や「ボリュームアップ」、「谷間づくり」の3タイプを用意し、4分の3カップブラやハーフカップブラのほか、ノンワイヤーブラを提案。サテンやレース、シフォンなどの素材を使用したアイテムを販売する。
「安くて可愛い下着がほしい」ユーザーの声に応えて開始
ファッション通販サイト「夢展望」の利用者は149万人。ユーザーから「安くて可愛い下着も取り扱ってほしい」という多くの要望が寄せられており、約2年前より試験的に夢展望がセレクトした下着の取扱いを開始していた。
今までは数量を限定して販売していたが、衣料品の購入時に“ついで買い”をするユーザーが多く、需要があると判断し、さらにデザイン性とコストパフォーマンスを高めた商品を提供するため「Vivoque」の開発に至ったとしている。
スマホで手軽に。「JELLY」モデルを起用した広告出稿も
下着の発売に合わせて、女性ファッション誌「JELLY」に出稿した。商品の価格帯や顧客層が「JELLY」の読者と合致すると判断したことが、その理由のようだ。「JELLY」のモデルを起用し、広告タイアップ2ページと1ページの純広告を出稿している。
また、これまで下着の通販と言えばカタログやPCが主体であったが、夢展望は売上の8割以上がスマートフォン経由による、いわばスマートフォンに特化した通販サイトである。「Vivoque」はスマートフォンを通して“トレンドの服を買うように、いつでも気軽にランジェリー選びができる”よう、ユーザーにブランドの魅力を訴求していく方針のようだ。