女性が選ぶクリスマスプレゼント、人気商品と予算は?【(株)アイ・ディ・アクセス調べ】
ワールド・モード・ホールディングス(株)に属する人材会社iDA(アイ・ディ・アクセス)は、2016年11月12日(土)〜14日(月)の3日間、女性300人を対象に「クリスマスプレゼントに関する調査」をテーマにしたインターネットリサーチを実施した。この調査により、女性がクリスマスプレゼントを選ぶ際のシチュエーションによる基準と平均予算が明らかになった。
女子同士のプレゼント交換の予算感が明らかに
女子同士のクリスマスプレゼントの年代別平均金額(アイ・ディ・アクセス調べ)
クリスマスプレゼントは、家族や恋人へのプレゼントはもちろん、近年では女子同士、友達同士でプレゼント交換をすることも多くなっている。
今回の調査によると、女子同士で交換するクリスマスプレゼントの1個あたりの平均予算は、「1,000円〜3,000円未満」が40.0%と多くを占めている。
さらに、「3,000円〜5,000円未満」は28.0%、「5,000円〜10,000円未満」も16.3%とある程度の割合であるが、「10,000円〜20,000円未満」は2,0%と急に減ることから、どんなに高くても1万円まで、と考えている人が多いようだ。逆に、「1,000円未満」も9.0%と少なくなり、最低でも千円以上のものを贈りたい、という気持ちも多くあるようだ。
また、「予算は決めていない」は1.7%ということから、ほとんどの人が予算を決めてからプレゼントを選ぶことが分かる。この予算は年代別でもあまり差がなく、年齢が上がるにつれて予算が上がるというわけではないようだ。
クリスマスプレゼント選びの基準とは?
クリスマスプレゼントを選ぶ年代別の基準(アイ・ディ・アクセス調べ)
上記の予算に基づき、どのようなプレゼントが購入されているかというと、全体では「コスメ」が47.0%と1位になっている。続いて「アパレル小物(手袋・ハンカチ・傘など)」が41.3%、「スイーツ」が35.7%と、女子同士のクリスマスプレゼントでは、まずこの3カテゴリーが検討されるようだ。
逆に「インテリア」や「キッチングッズ」、「アクセサリー」を選ぶ人は少なく、他の人と被らないプレゼントという点では、このカテゴリーがお勧めできそうだ。年代別では、20代と30代はあまり差がなく、40代は「コスメ」が37.0%と他の年代より低い反面、「スイーツ」が43.0%とやや多めの結果となった。
具体的に購入された商品としては、コスメでは「リップ」「口紅」といった回答が多く、「クリスマス限定」商品も人気なようだ。スイーツでは「マカロン」「チョコレート」といった回答が目立った。また、キッチングッズでは「包丁」など実用的な回答が意外に多いという結果となっている。
予算以外でクリスマスプレゼントを選ぶ基準としては、全体としては「女子っぽいもの」が38.3%と1位になり、特に20代では46.0%とかなりの割合となっている。逆に40代では31.0%と、年代で差がある基準ともなっている。2位は「相手のイメージにあっていたもの」が36.0%、3位に「消えギフト(消耗品・残らない物など)」が35.7%と僅差で続き、この2点は年代別の差も見られない。
また、40代の特徴として「期間限定商品」が23.0%と、他の年代よりも少し高い割合となった。「ウケ狙いのもの」はいずれの年代でも10.0%以下となり、あまり選ばれない傾向になるようだ。
職場にクリスマスプレゼントは必要?予算と範囲は?
職場の同僚にクリスマスプレゼントを渡す人数(アイ・ディ・アクセス調べ)
職場によっては、同僚にクリスマスプレゼントを渡すという場合もあるだろう。
今回の調査で、職場の同僚にクリスマスプレゼントを渡す人数を尋ねたところ、全体では「1〜2人」が50.0%と1位、続いて2位が「3〜5人」が22.3%、3位は「0人」となった。この数字から考えると、職場の同僚にプレゼントを渡す場合は、仲の良い人同士で十分、それ以外ではプレゼントは必要ないという考え方が多いのではないだろうか。
また、職場の同僚に渡すクリスマスプレゼントの予算については、最も多かったのが「1,000円〜3,000円未満」で、37.2%となっている。また、「1,000円未満」も22.6%と一定の割合があり、冒頭の女子同士のプレゼントに比べると、低予算となっている。
EC店舗のクリスマス戦略の参考に
今回の調査はインターネットリサーチということで、ECにも比較的親和性のある層が多いことが考えられ、調査より明らかになったクリスマスプレゼントの傾向は、EC店舗のクリスマス戦略に役立てることができるだろう。
調査結果によると、女性同士のクリスマスプレゼント交換に関しては、一定の需要があることが分かる。ただし予算としては比較的程価格帯なので、まとめ買いやセットなどで提案できると良いのではないだろうか。また、店舗からのクリスマスプレゼントとして、ちょっとしたおまけやプレゼントとして提案するのも効果的かもしれない。