農林水産省「第2回地場もん国民大賞」募集開始。Yahoo!ショッピング内に特集も

農林水産省は、専門家や有識者による審査員と一般生活者の投票により、日本から世界に発信したい「日本を代表する地場もん」を決定するコンテスト「第2回地場もん国民大賞」の募集を開始した。同コンテストは、クールジャパンな食品ジャンルを構築し、戦略的な観光資源開発・海外販売につなげるのが目的だ。

日本を代表する地域食「地場もん」を決定

「地場もん国民大賞」とは、全国各地にある多種多様な優れた農林水産物や、加工食品、料理などの地域の伝統・智恵・デザインが込められた地域食を「地場もん」と定義し、専門家や有識者による審査員と、一般生活者の投票により、日本から世界に発信したい「日本を代表する地場もん」を決定するコンテストだ。

地域に眠っている食と農林漁業にスポットを当て、食を起点とした地域活性化を促すために、日本ならではの地域食「地場もん」というクールジャパンな食品ジャンルを構築し、戦略的な観光資源開発・海外販売につなげていくことを目的として開催する。

ヤフーやよしもとクリエイティブ・エージェンシーがオフィシャルパートナーに

今回で2回目となる「地場もん国民大賞」は、地域食を活性化させ、海外に発信するという趣旨に賛同したヤフー株式会社、株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシーなどをオフィシャルパートナーに迎え、さらなる話題化に努めていく方針のようだ。

昨年度は、金賞「九州パンケーキミックス」、銀賞「奇跡のりんごと長谷川自然牧場産熟成ブタを使ったフレンチ和風どんぶり」「ごめんシャモすき焼き」、銅賞「雪ん子寿司」「ラム酒に漬けた干し柿のアイス」が受賞した。

また、優秀賞はミラノ万博で紹介されるなど、受賞者特典も充実させていくとのことだ。受賞者の発表および表彰は、今秋開催の「ジャパンフードフェスタ2014」の会場内にて発表される。

現在、出場者の募集を開始しており、「農林水産物」「加工食品」「料理」すべてが対象だが、アルコールは除き、認知・市販されていないもの。応募締め切りは2014年8月8日(金)17:00まで(郵送は当日消印有効)とのことだ。

食の日本代表を食べ歩ける「ジャパンフードフェスタ2014」も開催

「ジャパンフードフェスタ2014」は、食の日本代表を食べ歩くことができるイベント。食材や料理を一堂に会して、実際に食べる体験の提供を通じ、日本各地の農林漁業がもたらす「食」と「食文化」の価値を来場者に実感してもらう目的で開催されるようだ。

19万人が来場した昨年の「ジャパンフードフェスタ2013」に続き、3回目の開催となる今回は、11月1日(土)・2日(日)の2日間、東京の丸の内エリアに全国から食と農林漁業の関連団体・企業が集結する。

農林水産省は、「生産者と消費者、都市と農山漁村の絆を強めながら、日本国内にとどまらず世界に向けて日本の食の価値を発信していきたい」とコメントしている。

「地場もん国民大賞」の授賞式も開催

「ジャパンフードフェスタ2014」では、地域の優れた特産品などの魅力発信イベント「第2回地場もん国民大賞」や、大学生団体が食と農林漁業について辞意種的な取り組みを発表する「大学生アワード」を実施。

他にも、外国人向けにイベント会場内を通訳付きガイダンスのもとに回る外国人向けミニツアーなど、様々なイベントを開催。参加・入場料は無料だ。