テモナが今年4月6日にマザーズ上場(予定)を発表
成長の続くEC業界では、EC事業を行う企業およびEC事業を支援する企業の上場が相次いでおり、テモナ株式会社が4月6日のマザーズへの上場を発表した。
同社は、ショッピングカート付き通販統合web システム「たまごリピート」を展開している他、「ヒキアゲール」というサービスで、オンラインでのオフラインと同じような接客「ウェブ接客」を実現している。
「たまごリピート」は、定期購入に必要なノウハウがすべてシステムに凝縮されているもので、顧客管理や決済などの機能が幅広く揃っているショッピングカート付き通販統合web システムだ。また、豊富な機能を使いこなすためのサポートも充実しているため、必要な機能を安心して利用することが可能。
その他、定期解約率を引き止めるための定期便特化コールセンターなどの連携サービスを利用する事もできる。化粧品・健康食品通販に特化しているという点が他社にはない特徴となっている。
また「ヒキアゲール」は、リピート通販の店舗にはお馴染みで、コンバージョン率アップのツールだ。性別や年齢、購入履歴などの閲覧者の情報を判別し、あらかじめ設定したシナリオに沿って、成約へと繋げる。ECサイトにおいては、LPや広告等、各々はクオリティの高いところであっても、実は、全体の流れとしてその一つ一つを結びつけて考え、それぞれの価値を最大限引き出せているか、というと疑問が残る。
特に、リピート通販においては、導入時に効率よくお客様を獲得して、どういう過程で成約に繋げるか、この一連の流れがきちんとできているかは、店にとって明暗を分ける。だから、このツールの意味があるのだ。
昨今、同社はこうしたサービスをより、店舗に寄り添ったものにしていきたいと、社員を増やし、営業的な要素も強化している中で、まさにこの上場の発表となり、今後の成長に期待がかかる。