ファッション関連商品をスマホで購入の女性、56%が「楽天市場」で購入

EC運営支援企業の株式会社SAVAWAY(サバウェイ)は3日、スマートフォンでECサービスを利用している人の購買動向に関するアンケート調査の結果を発表した。その結果、スマホでファッション関連商品を買い求める女性のうち、56%が楽天株式会社が運営する「楽天市場」で購入していることがわかった。

スマホで購入 男女ともに「ファッション関連」が最多

SAVAWAYの調査では、スマホで買い物をしたことがある(書籍を除く)と回答した人に、その中で最も頻繁に購入する商品のジャンルを聞いたところ、男女ともに「ファッション関連」が最多となった。

その比率は、女性の割合が圧倒的に高く、45%と半数近くを占めた。内訳として、女性が最も購入している商品ジャンルは「レディースファッション・靴」(66%)だった。

スマホで購入の女性の75%が楽天・Amazonを利用

スマホで購入の女性の75%が楽天・Amazonを利用

ファッション関連商品を最もよく購入すると回答した人に対し、「スマホを使って買う際、最もよく利用するオンラインショッピングサイトをお選びください」という質問をしたところ、「楽天市場」が56%、「Amazon」が19%、「本店サイトを含む大手モール以外」が9%と続いた。

楽天、Amazonだけで全体の75%を押さえているものの、本店サイトと大手モール以外から購入している女性も約1割いることから、ファッション関連のECサイトにおいて、本店サイトの役割も非常に重要であることが見て取れるとSAVAWAYは分析している。

キッズ・ベビー・マタニティ用品を楽天市場で購入する女性70%

キッズ・ベビー・マタニティ用品を楽天市場で購入する女性70%

また、これらの回答を詳細ジャンル別に分析したところ、購買比率の高い「レディースファッション・靴」を楽天市場で購入する割合が56%だったのに対し、購買比率では2位だった。「キッズ・ベビー・マタニティ」を楽天市場で購入する割合は70%と高い比率を示した。

一方、「雑貨」ジャンルをみると、楽天市場とAmazonの購入比率がほぼ同じ4割という結果になり、ジャンルの種別によってECモール間での購買動向が大きく異なることもわかった。

SAVAWAYでは、「このようにジャンルごとに異なる需要に対して、ネットショップの品揃えを最適化していくためには、出店しているECモールおよび本店サイトの受注データを一元的にかんりできるシステムなどを活用して、リアルタイムなマーケット需要を掴みながらストア運営を図っていくことが肝要になる」としている。

調査について

・調査方法:インターネットによる不特定アンケート調査
・有効回答者数:2,699名(男性:997名、女性:1,702名)
・対象年齢:15〜29歳
・調査期間:2014年4月19日〜22日