EC業界News1週間まとめ〜楽天ペイで何が変わる?
こんにちは。
メディア編集部の石郷です。
今週読まれた記事はこちら。
楽天、決済サービスを一本化へ。新生「楽天ペイ」始動
https://www.ecnomikata.com/ecnews/14108/
Eストアー、ネットショップ大賞2016〜最優秀店舗は?
https://www.ecnomikata.com/ecnews/14003/
出店のしやすさと儲かる仕組みで、“感動体験”を共創する
https://ecnomikata.com/original_news/14100/
「楽天ペイ」が統合された理由はなんなのか?
「楽天ペイ」に対しての関心が高いようです。楽天スマートペイ、楽天ID決済などの別々だったサービスを一つに「楽天ペイ」という名の下に統合しようというものです。リアル、ネット問わず「楽天の決済」=「楽天ペイ」と認識させれば、その使い方も変わって来ます。つまり、旧サービスのどれか一つを使っている人は、他サービスを使うことがより一層のお得な事につながることを自然と意識することになるでしょう。
細かな説明はその記事に任せますが、実店舗で楽天のリーダーを使いクレジットカード決済をしたり、あるいはスマホやタブレットを使ってクレジットカードを持たずして決済ができたり、ネットの独自ドメインサイトでアカウントさえあれば決済ができたり、するというものです。これらは別々に存在していたわけですが、いずれも楽天アカウントを持ち、そこにクレジットカードを登録している事によって、可能になったサービスだと言えます。
楽天は特に、CMなどで楽天カードを強く打ち出していて、楽天カードであれば、楽天市場でのポイントが常にお得になります。楽天はクレジットカード事業者であることから、そこでのメリットをポイントに生かし、楽天市場でのお得さをアピールする事で、ショッピングを触発し、流通総額を伸ばしているわけです。
モールの役割が変化しつつある。店は何を思う?
実際に楽天カードを持っていると、比較的、楽天市場で買う傾向にあるという仮説のもとでやったもののようですが、それをベースに、アプリを使えば、楽天モバイルを使えば、経済圏に関わるほどに、ポイントがたまりやすくすることで、「スーパーポイントアッププログラム」に繋がっているように思います。その中にあっての「楽天ペイ」。決済まわりで楽天を活用する習慣をつけて、「スーパーポイントアッププログラム」につながれば、出店店舗にも恩恵があるように思います。
また、この点に関しては、独自ドメインにとっても注目すべきニュースであるように思います。決済では「Amazon Pay」がログインとペイメントというメリットを提供し、逆にシンプルにそれだけができるという訴求方法はお客様にとっても使いやすく、現に使用機会を増やして来たといえ、だからこそ、1300程の加入店舗があります。一方で、「楽天ペイ」はリアル、ネットを巻き込んでポイントでお得であるメリットを強みに打ち出して、その点に利点を感じる人が、Amazon Pay同様に、ペイメントとして楽天のアカウントを使ってもらうようになるでしょう。モールもまた、みずからが持つ顧客データを、出店店舗だけでなく、視野広く見て、あらゆるジャンルに生かすフェーズに来たという事になります。
今日はこの辺で。
また来週お会いしましょう。