auサイトでの運用の技能を生かすSupershipのサイト内検索

ECのミカタ編集部

 Supership株式会社(本社:東京都港区、以下Supership)は、2017年4月4日より、サイト内検索ソリューション「Supership Search Solution」(通称:S4/エスフォー)の本格提供を開始。

 Supershipは、KDDIの出資を受けたSyn.ホールディングスが株主の会社。もとは、nanapi、スケールアウト、ビットセラーの3社が合併したという経緯に始まり、最近ではアップベイダー、 Socketも合併し、その幅を広げて、広告、サービス、プラットフォームの3事業から構成されている。

「Supership Search Solution」とは何だろうか。商材や訪問ユーザーの特性に合わせた、高精度なサイト内検索の改善を実現するためには、専門的な技術や運用ノウハウが必要だが、「Supership Search Solution」は訪問ユーザーに合わせて最適化した検索結果を表示。それだけにとどまらず、専任コンサルタントが導入後の改善運用も手厚くサポートしてくれる。

 これまでWebサイトの改善施策を練る上では、検索流入キーワードの取得が重視されてきた。GoogleのSSL化に伴い、これができなくなってしまってしばらくが経つ。ユーザーの訪問意図や目的を知る次の手段として、サイト内検索のキーワード活用が注目されている。

 ECで取り扱う商品のカテゴリが拡大している昨今、検索枠へのキーワード入力は、ユーザーを欲しい商品や知りたい情報へ最短で誘導する重要な機能であり、ユーザーが何を求めているかを知る絶好の機会にもなる。

 Supershipの検索技術は、KDDIが提供する「auWebポータル」「auサービスTOP」「auスマートパス」などの各種スマートフォンアプリ・スマートフォンサイトに提供しており、S4はこれらのサービス運用経験に基づいて開発をしている。このS4の特徴を以下にまとめてみた。

S4の特徴とは?

S4の特徴とは?

<S4の特徴>
■データ活用による検索結果のパーソナライズ
Supershipが保持している豊富なユーザーデータを活用し、訪問ユーザーに合わせて最適化した検索結果を表示してくれる。

■サイトに応じた検索エンジンの自動最適化
検索ワードや行動ログなど、個別サイトごとのデータに基づいて自動最適化を行い、継続的に検索エンジンの改善を推進してくれる。

■膨大な検索辞書データなどによる精度向上
検索サービスの運用経験で培った膨大な検索辞書データ(形態素、類義語など)を活用し、検索結果や検索サジェスト機能の精度向上を日々行っている。

■専任コンサルタントによる手厚い運用
経験豊富な専任コンサルタントが、お客様の個別課題の解決に向けてログ分析を行い、サイト特性や戦略方針に合わせた改善施策や新規機能を提案してくれる。

サイト内検索は「お客様の声」

ECサイトにとってサイト内検索は「お客様が直接入力してくださった声」である。顧客一人ひとりの要望を検索エンジンが汲み取り、より親身になる必要がある。S4は検索結果のCTR向上だけではなく、ユーザーの検索条件の変更(変化)から、ユーザーの心の動きを捉えたマーケティング施策へのフィードバックを可能にしている。これからのEC業界に力強い味方が増えたと言えるだろう。


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