日本および東南アジアでオンライン決済サービスを展開するOmise Japan株式会社が加盟店向けOmise PaymentダッシュボードのiOS版を提供を開始するとした。ダッシュボードのアプリ化により、自社の決済状況をいつでも確認でき、急な返金などについても、すぐに対応できるようになったとしている。

　Omise Paymentというサービスをご存知だろうか。ウェブサイトやスマートフォンアプリに、数行のコードを埋め込むだけで導入できるEC事業者向けオンライン決済サービスだ。初期費用や固定費用をかけずにクレジットカード決済機能が使え、クレジットカードブランドが定めるセキュリティ基準「PCI-DSS」にも完全準拠していて安全に利用できる。

　そのOmise Paymentがこの度、iOSアプリをリリースしたと発表した。これによって、外出中でもiPhoneにプッシュ通知が届き、その場で売上確認や返金対応ができるようになった。

iPhoneアプリが可能にするシームレスなスピード感

Omise公式ダッシュボードアプリでできる事

・リアルタイム決済履歴確認
・課金データ検索
・仮売上䛾課金をワンクリックで実売上処理
・返金処理
・売上入金
・リンク型決済機能「Links」

　これまではブラウザ上でしか処理できなかった、これらの作業がiPhoneで操作できるようになり、プッシュ通知の設定も可能なため、外出先でも素早いレスポンスが可能となる。

　特筆すべきはLinksとのAPI連携。簡単な支払情報を入力するだけで、支払フォームを作成できる便利な機能だ。iOSダッシュボードアプリからもアクセスできるようになっている。アプリ上で作成した決済URLを、ワンクリックで顧客のEメールやSNSに共有できるので、店頭支払いのような感覚でクレジットカード決済をご提供することができる。

ECで世界との距離はますます近づく。手軽さや素早さを武器に

　こういった機能が充実してくることで、少ない人数でECサイトを運営できるようになる。顧客とのやりとりもスムーズで、どちらにとってもストレスフリーだ。こうしたシステムを利用することでアジア圏の顧客ともリアルタイムに取引が行える。
　
　ECの魅力はスピード面にもあると思うが、今回のリリースはまたそのレベルを上げるものになった。手軽さや素早さを武器に、ECはさらに便利に身近なものになっていくに違いない。