楽天とJリーグが握手!クラブグッズのECサイトは楽天が運営
スポーツジャンルにおいて、ネット通販が果たす役割は何だろう。勿論、観戦するときは、応援グッズを購入するが、観戦する時以外もその熱狂を失わせることなく、ファンとして長く育てていけるかは、スポーツにおいて一つの課題だ。そこで、日頃、消費者が日常で接触しやすいネット通販にスポットライトが当たったというわけだ。
楽天株式会社(以下、楽天)は、公益社団法人日本プロサッカーリーグと「Jリーグ オフィシャルECプラットフォームパートナー契約」を締結することに合意。本契約に基づき、楽天はJリーグとともに、クラブのスマートフォンカバーなどオーダーグッズを販売する「Jリーグオンラインストア」を7月中旬をめどにリニューアルし、その後の運営を支援することとなった。
楽天はいうまでもなく「楽天市場」をはじめとするECサイトの運営でこれまで、培ってきた知見を活用し、商品ページの制作、商品の発送、カスタマーサポートに至るまで、ワンストップの運営支援を行う。一方で、日本プロサッカーリーグとしては、今回を契機に、Jクラブを横断した統一のECプラットフォームを提供することとなり、グッズを等して、これまで以上にファンとクラブの距離感を縮めていくことができ、今までにないマーチャンダイジングが可能である。
競技場を離れてもECはお客様と繋がり、スポーツの人気を支える
上記にも記載した通り、楽天市場をヒントにした使いやすいサイト構築にとどまらず、クラブごとに編集可能にすることでエンターテインメント性を高めた専用ページは、スポーツというコンテンツの楽しさをフルに引き出す要素だ。
ちなみに、運営モデルに関しては、委託販売モデルになっていて、各クラブが商品の在庫を持ち、お客様が購入すると、楽天の倉庫で受注し、お客様への配送を行なっていく。当然カスタマーサービスなども楽天が行う。勿論、楽天ペイにも対応して、お買い得にショッピングを楽しめる。
思えば、同記者会見の席上、楽天の会長 三木谷浩史氏が話していたが、まさにECはメディアなのかもしれない。会場に足を運ばずとも、ECで商品を購入したりすることで、人々の日常に溶け込むことができる。ECが果たす役割は、またその成長と共に、以前よりもっと大きくなっていることを、この記者会見で感じることができた。