「Amazonファーマシー」において第1類医薬品の販売を開始

ECのミカタ編集部

 総合オンラインストアAmazon.co.jp(以下、Amazon)は、医薬品を取り扱う「Amazonファーマシー」を展開している。この度、同社はAmazonファーマシーにおいて、第1類医薬品の販売を開始した。販売を開始した第1類医薬品は、約80点にのぼる。

 Amazonファーマシーは、2015年9月よりサービスを開始した、医薬品の通販サービスだ。これまでは、一般用医薬品である第2類、第3類医薬品の直販を行っていた。また、Amazonファーマシー勤務の薬剤師・登録販売者による、電話相談サービスも提供している。
 この度、Amazonファーマシーでは第2類、第3類医薬品に加えて、第1類医薬品の販売を開始。そのため、Amazonファーマシー上で、約4,000種類もの医薬品が購入できるようになった。

第1類医薬品がECサイトで購入可能に

 第1類医薬品は、薬剤師からの情報提供を受けた上で購入することが必須だ。そのため、店舗で第1類医薬品を購入する際は、薬剤師が店舗にいることが必要である。薬剤師が不在のとき、第1類医薬品は購入できない。
 しかし、Amazonファーマシーでは、ある手順を踏むことでそれを代替している。まず、第1類医薬品をカートに入れてレジに進む。ここまでは、普段のAmazonでの買いものと変わらない。その次に、レジの「ご使用者状態チェック」で購入者は利用情報を入力する。そして、「お薬の説明と確認」で、当該医薬品の注意事項を確認、質問の有無を選択。最後に会計手続きを行い、薬剤師による確認後、発送という手順だ。

ECで多様なライフスタイルをサポート

 Amazonファーマシーでは、他のAmazon商品と同じく、24時間いつでも注文ができる。また、9:00~18:00の時間内であれば薬剤師への問い合わせも可能だ。さらに、今回販売を開始した第1類医薬品は、最短で翌日には届く。ドラッグストアに行く時間がなくても、外出が難しくても、Amazonファーマシーを利用することで、第1類医薬品を購入できる。
 ライフスタイルが多様化し、高齢化が進んだ日本。ECサイトで第1類医薬品が買えることは、人々の生活をより便利にしてくれる。また、育毛剤やデリケートケア薬品など、リアルの店舗では買いにくい医薬品を、ECサイトで購入できるのにも意義がある。まだまだ、ECサイトには可能性があると思わざるをえない、Amazonの新たなチャレンジから目が離せない。

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