マーケティングオートメーションとLINEの融合が生むハイレベルなWEB接客

ECのミカタ編集部

 株式会社アクティブコア(本社:東京都港区、以下 アクティブコア)は、マーケティングクラウドソリューション「activecore marketing cloud」に「LINE ビジネスコネクト」と「LINE@」とを連携させ、配信チャネルの選択肢を増やすことでマーケティングオートメーション(MA)機能を強化すると発表。これまでメールで行っていたコミュニケーションに加え、LINEという新たなチャネルが増えることで顧客一人ひとりにパーソナライズされた、よりきめ細やかなコミュニケーションを実現できるようになる。本機能は7月末より提供開始予定。

 activecore marketing cloudというAI/機械学習を利用したレコメンドからマーケティングオートメーションまでが一つにつながったクラウドベースの統合型ソリューションがある。企業内の基幹データやWeb行動ログ、外部データといったマーケティングデータをAIが収集・蓄積・統合・抽出して自動で企業マーケティングを支援してくれるサービスだ。

 そのactivecore marketing cloudに「LINE ビジネスコネクト」と「LINE@」が連携されるという。これによって、従来のメールやWebに加え、LINEを加えることで、これまでリーチさせることのできなかった若年層などにも積極的にアプローチできるようになる。

企業の会員IDとLINE IDを紐づけることで広がる密度の濃いコミュニケーション

 近年LINEはコミュニケーションツールとして定着し、LINEの国内における月間アクティブユーザー数は6,800万人にのぼった。それに伴い、今では多くの企業がLINEを活用し、自社のプロモーションに役立てている。「activecore marketing cloud」を利用する各企業においても、LINEを活用したいという要望が高まっていたという。そこで今回、メールで実施していたパーソナライズされたコミュニケーションをLINE上でも可能にするための機能強化に至った。

 企業の会員IDとLINE IDを紐づけることで、これまでメール配信で実現してきたマーケティングオートメーション機能がLINE上でも実現可能となる。例えば、プライベートDMPから抽出されたターゲットに対し、LINEを通じ一人ひとりに応じた最適なオファーの表示などが可能だ。LINEとWEB行動履歴データを用いたWEB接客や、一人ひとりにあわせた商品のレコメンデーションを行うこともできる。配信タイミングの最適化を自動で行ってくれるなど、LINE上でのコミュニケーションにおける機能強化も見込める。

高いレベルのサービスが他店との差別化を生む

 昨今のECにおいて、顧客の情報をどれだけ引っ張ってこれるかは売り上げを大きく左右する。その情報に基づいたレコメンドをユーザーのよく使うであろうツールに心地よいタイミングで流してあげることによって、効率的に購買意欲を刺激することが可能になる。モノが溢れている現代において、商品を選んでもらうということはなかなかに難しい。どれだけ購入者の立場に立ったサービスを展開できるか。ECサイトにおいても「優しさ」や「おもてなし」の精神にも似た高いレベルのサービスが、これからますます求められてくるのだろう。

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