【行ってみた】開催中「雑貨EXPO」レポ!カール事務器の玉山社長 熱弁ふるう[話題の商品]は何か?
「ほらっ!自分で切ってごらん」そう布とハサミを渡された。声の主は、カール事務器株式会社の玉山隆三社長だ。「ハサミの先端で切るんだ」そう言われ、布に対してハサミの先端で切り目を入れると、ほぼ力をかけることなく、切り目が入る。心地がいい。ここは、東京ビッグサイト。「国際雑貨エキスポ」でのことで、今年の下半期を占う商品が多く集っているのできてみた訳だ。
先ほどのハサミは、これは、「エクスシザーズ」というもの。従来の二倍の厚みのある3mmのステンレス鋼板を採用、職人が一本一本研ぎ作業で丁寧に刃つけを行なっている代物で、価格も7000円(予価:税抜き)。3mmのステンレス鋼板は、持ち手の部分まで入っているので、ハサミにかかる力が先端まで行き渡り、それゆえ、先ほどのように、先端でも力なく切れるのもうなづける。
玉山さんが「先端で」と言ったのは、まさにこのハサミの特性を感じてもらいたかったという訳なのだ。この商品は、同イベントの中でも良質な商品に送られる日本文具大賞のグランプリ商品であり、おそらく今後、注目度が高まるものと思われる。
カミオジャパンのファニーな瓶は付箋としても飾りとしても
他、様々な文具や雑貨が見られ、なんともギフトにふわさしいと手に取ったのが、小瓶の中に入った付箋だ。カミオジャパン営業部 副部長 山里将史氏によれば、もともと多くのファンシー雑貨を扱う同社が最近になって、大人向けの雑貨や文具を展開し始め、その中の一つ。ファンシー雑貨で培ったデザイン性の高さを売りに、大人の市場も開拓していきたいとしている。
女性における「かわいい!」と心躍らせる気持ちは世代を問わずあるもので、この商品もまた、少しアレンジされて瓶に入っているところがミソだ。カラフルなフィルム付箋とペーパー付箋がビンの中にセットされている商品で、ビンのままデスクの上に出しておくのも可愛らしい。相手に気を使わせない、ライトなギフトに最適だろう。
クラフトの楽しさを演出するアミファの「フローラルワックス」
そのほかでは、クラフト系の商材もあって、株式会社アミファの「フローラルワックス」だ。火を灯さなくても香りが楽しめるだけでなく、花々の癒しも感じられる新しいキャンドルだ。
シリコンの型にワックスを流し込み、型を作ったら、そこに花などを入れ込んで固めていくのだ。最近、ECなどでは、それのセットを販売するなどして、女性からの支持が向上、主婦などの何気ない日常を満たす趣味などとして、受け入れられている。非常に洗練されていて、日常を華やかに変える商材だ。
ECでの原点はどんな商品を売るかであり、人の好みは時代や世代に合わせて、移り変わるものである。最近のトレンドなどをしっかり把握した上で、お客様への商品を提案を考えたいものだ。