より信頼されるECサイト「PICUP」リリース。多すぎる選択肢へのアンチテーゼ
総合情報サイト「All About」を運営する株式会社オールアバウト(本社:東京都渋谷区)は、様々な分野の専門家が商品を厳選し、信頼性の高い情報とあわせて、商品の選び方といったノウハウも提供するコンテンツコマースサイト「PICUP(ピカップ)」を7月12日に開設すると発表した。
昨今、スマートフォンやSNSの普及により、商品やサービスを選ぶ際の情報入手先として、インターネットが広く活用されている。しかしながら2017年6月にオールアバウトが実施した「買い物とインターネット利用」に関する調査では、インターネットの情報が役に立たなかった事があると約8割が回答したという。
その理由として最も多かったのは「情報が信頼できない」で、次いで情報の正当性、具体性、情報量の多さが上位にあがるなど、自身に必要な情報を処理するのが難しいと感じている人が多いと考えられる。
このような背景から、オールアバウトが持つ幅広い領域の専門家ネットワークとコンテンツマーケティングの知見を活かして、信頼性を担保した有益な商品情報をもとに、インターネット上での購買を支援するコンテンツコマース「PICUP」を開設する運びとなったという。
専門家が独自の目線で商品を厳選し、オススメを紹介
「PICUP」では、「生活雑貨」「食品・ドリンク」などの日用品から、「家電」「自動車・バイク」「ファッション」といった嗜好品にいたるまで、幅広いカテゴリにおいて各分野に精通する専門家が独自の目線で商品を厳選し、オススメを紹介してくれる。記事では、紹介する商品のサイズや機能などの基本情報だけでなく、その道のプロならではの商品の選び方や推奨理由、購入できる外部のECサイト情報を掲載。
さらには商品を選定した専門家のプロフィールも紹介し、買い物をする際に役立つ、信頼性と実用性を兼ね備えた情報を提供する。また商品を選定する専門家は、総合情報サイト「All About」で記事を執筆する約900名のガイドに加え、ビックカメラ、石橋楽器店、ゴルフ5など各カテゴリの専門店の販売員も登場。購入者のあらゆるニーズを踏まえ、豊富な商品知識を活かした販売員ならではの目線でオススメ商品を紹介していく。今後は、商品カテゴリを拡充し、より多くのユーザの買い物を後押しする情報を提供していくとした。
誠実さが求められる時代だからこそ、より信頼されるECサイトの構築を
多くの商品、またそれに付随する情報や広告は、現代において消費者の選択肢を増やしすぎている感は否めない。今回の調査では、参考にしたい情報源の1位が「一般消費者の口コミ」、2位に「専門家など詳しい人の意見」、3位に「企業が発信する情報」となっており、より身近に感じられる人の意見を参考にするという結果も得られている。
AIやチャットボットなどが登場するなど、購買の流れはより簡易化すると推察されるが、本当の意味で消費者が求めているものは「信頼」なのではないだろうか。「PICUP」のような、その信頼性に特化したECサイトがどこまで市民権を得られるのか、今後も注目していきたい。