楽天、「FCバルセロナ」と共に羽ばたく〜世界経済の一翼に

石郷“145”マナブ

 「FCバルセロナ」のメッシ、ネイマール、ピケ、トゥランの4選手が現れ、記者会見場は熱気に包まれる。楽天株式会社は、7月1日より。スペインの名門サッカークラブ「 FCバルセロナ」と「メイン グローバルパートナー」および、オフィシャルイノベーション&エンターテイメントパートナー」となったことを発表した。

 これにより、楽天が『FCバルセロナ』のファン拡大に貢献していくと共に、楽天グループサービスとのコラボレーションを図っていくことで、グローバルに楽天の認知向上と楽天経済圏の拡大を目指す、というわけだ。

rakutenの未来、彼らが背負う責任

 また、Viberでは公開トーク機能を通じて、選手やクラブに関する独自の情報発信をしていくとともに、人気プレーヤーが登場するステッカーを無料配布するなど、このスポーツチームというコンテンツを最大限活用していくことになるだろう。

 楽天では、今年4月にJリーグの「オフィシャルECプラットフォームパートナー」になり、「Jリーグオンラインストア」をリニューアルして、運営を支援するなど、自らのビジネスをスポーツの発展に繋げ、また、繋げたファンを自らのグループにおけるメリットをもたらす。

 企業は右肩上がりで成長していかなければならないとすれば、ECを含め、より「rakuten」ブランドを強固なものにして行くか、ということになるのは必然だ。国内における楽天経済圏は広がる中で、大いなる可能性を世界に向け、世界的サッカーチームとの関係性を深くし、世界の「rakuten」となるための布石は打たれた。

パーティも合わせて開催され、YOSHIKIの姿も。

 むしろ本当のスタートはここからではないか。何をし、どう世界中の人の心を動かし、世界に受け入れられるサービスを定着させ、また、新たなサービスを生み出し、世界をうならせるか。世界的なブランドになっても、それは世界にふさわしいサービスを提供している企業であることが必要条件である。創業から20年。それをして、世界経済の一翼になるところにこそ、彼らの創業当時からともに歩んできたECサイトへの恩返しとなり、それがECサイトとの次なる時代を築き上げるはずだ。

 今以上の「rakuten」ブランドを確立するか、以前にも増して、その大きな責任を彼らは担っているのだ。

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記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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