楽天LIFULL STAY、中国最大級民泊「途家」と連携 インバウンド需要に対応

ECのミカタ編集部

 先日、楽天がLIFULLと一緒になって、楽天LIFULL STAYという会社を設立する発表を行って以来、民泊事業の動きが活発化している。今後、同社は「Vacation Stay」と呼ばれるポータルサイトを開設し、いわゆる住居の中でも、空家になっているところに関して、一時的に旅行などで訪れる人に提供し、そのスペースを有効活用しようというのだ。

 今回、発表された内容によれば、中国の民泊事業のプラットフォームとしては最大級の「途家」に、「Vacation Stay」に情報を提供するというものなのだ。これは何を意味しているかといえば、いうまでもなく、海外から日本に来た際の泊まり先というわけで、インバウンドの活性化にも繋がると見ている。

「途家」とは何か?

 ちなみに、「途家」は、途家オンライン情報技術(北京)有限公司(本社:中国・北京、共同創業者兼CEO:羅軍)が2011年に開設し、現在では70カ国1,100都市で50万件以上の民泊物件が登録されているもので、香港、台湾を含む中国以外では日本、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシアに拠点を置く企業。この連携により、訪日中国人旅行者の動向や人気のエリア情報などを共有して効率的な民泊物件の開拓を進め、訪日中国人旅行者にとって魅力ある民泊施設やユニークな体験型民泊(農業・伝統工芸など)の提供を行っていきたいとしている。

 ネットがもたらした、旅行・ホテルにおける既成概念の打破と言えるだろう。ネットはいろんな垣根を超えて様々な新たなサービスを創造してきたがこれもまた、時代の流れが生み出した、新しいビジネスの一つといえよう。


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