『CASH』査定再開を発表。併せてユーザーの利用実態データも公開
インターネットを使用した新しいビジネスの企画・開発・運営を行う株式会社バンク(以下、バンク社)は、本日より目の前のアイテムを一瞬でキャッシュ(現金)に変えられるアプリ『CASH(キャッシュ)』のサービス提供を再開したことを発表した。
『CASH』は、自分が保有するあらゆるアイテムを瞬間的にキャッシュ(現金)に変えることができるアプリ。アプリを立ち上げて保有するアイテムをキャッシュに変えるまでに要する時間は数秒で、面倒な審査や手続きなども不要。誰でも簡単に、いつでも、どこでも、自分が保有するアイテムを瞬間的にキャッシュに変えることができるという新しさが注目されている。
6月28日にサービスがリリースされ、6月29日には査定機能の一時停止を発表。運営体制の見直しを図り、約2ヶ月ぶりの再開となった。再開に合わせ、初月は最低3億円以上のキャッシュ化(現金化)を目指しているという。
たった1日でサービスの一部が停止。CASHの実態は?
今回の発表とともに、今年6月28日のサービス開始から現在までの『CASH』での利用実態が一部公開されたので、早速見ていこうと思う。
査定後に査定のみで止まらず、「キャッシュにする」を選択する割合が20%ということだが、実際に査定の後、キャッシュに変え、「アイテムを送る」を選択した人は98%と非常に高い数値が出ている。
実際にどのように利用されているのかを見ていくと、すでに1人あたりのキャッシュ数は平均3回となり、自分の持ち物がどれほどの価値があるのか気になる様子だ。
また、1回あたりの引き出し金額は「8,623円」ということで、査定結果の価格帯と比べると多少高い金額となっており、リピーターもしくは高額商品のキャッシュの存在がうかがえる。
最後に、どういった商品がキャッシュ化されているのかというと、ブランドで見ていくと上位2社はスニーカーやスポーツウェアを扱うadidasとNIKE、3位はAppleが食い込んだ。
カテゴリで見ると、上位3位はアパレル商品となっており、ブランドのランキングとの関連性も見受けられた。
フリマアプリより気軽に?
気軽に査定を行える『CASH』。対面式ではない査定・買取はこれまでもサービスとしてあったが、『CASH』の強みは何と言っても一瞬で査定を行うことができる手軽さだ。これにはわずか1日で査定機能を一時停止しなければならないほどキャッシュが殺到したことも頷ける。
メルカリを始めとするフリマアプリの対等により、気軽に中古販売ができるようになったが、不要なモノを売ってお金を得る、という意味では『CASH』では個人間でのやり取りが無いため、気軽さは非常に強くなる。
バンク社自体の運営体制が整った今、さらなる利用者の増加やキャッシュの増加が予想されるが、今回発表された数字がどのように変化していくのか、注目である。