熊田曜子らがモデルを務めるスウィートマミー、実店舗初出店へ
つい先日、これまでECでのみ展開してきたある店舗が代官山へ旗艦店をオープンした。その店舗とは授乳服とマタニティウェアを販売するスウィートマミー。リアル店舗からECへの参入が一般的である中で、なぜこのタイミングで実店舗オープンへと踏み出したのか、旗艦店の様子と共にお伝えしようと思う。
多くのママに望まれた実店舗がついにオープン
スウィートマミーは2004年に誕生し、日本国内だけにとどまらずヨーロッパにもブランドを展開しており、長い間たくさんの”ママ”を支えてきた。先にもあるように、百貨店での取り扱い以外ではECサイトのみでの展開であった。しかし実店舗を望む声が多く、今回のオープンに至ったのだが、その声の多さはGoogleで「スウィートマミー」と入力すると「店舗」と言うキーワードが候補として現れるほどだ。
両者念願の旗艦店がオープンしたのは代官山。”お洒落な街”というイメージが強いが、ママにとっても優しい街でもあり、マタニティ系のアパレル用品を扱う店だけでなく、子連れに優しいカフェなども多いという。そのため、予てから旗艦店を出すのであればこの地に、と考えていたと代表取締役の鵜沢光児氏は語る。
EC出身だからこその取り組みも
店舗の内装もこだわりが随所に施され、ECサイトの世界観が再現されている。だからこそ、既存のユーザーに対してはオンラインとリアルの垣根を越えて安心感を与えることができるのだ。「サイトであれば色やデザインは比較的簡単に変えられますが、リアルで素材や色使いなどを再現するのには苦労しました。」というように、ECから実店舗へ新規参入であるから故の悩みも。
しかし、ECから出発したからこそ取り組めることもある。
旗艦店ではECサイトの購入情報だけでなく、購入ポイントなども連動しており、One to Oneの接客が可能となっている。長年ECで培ってきた情報の取り扱いに対する知見が光る。また、ECサイトでのイベントも実店舗と連動しており、ECサイトでセールが行なわれている時には実店舗でも同じ価格で商品を購入することができるのだ。
他にも実店舗だからこその取り組みも。実店舗の2階にはママ同士で交流できるスペースやキッズスペースが設けられており、育児の合間の息抜きや情報交換などに活用することができる。また、接客を担当する店員は全員が子育て経験者が配属されており、子育ての悩みも相談でき、育児中の方やこれから出産を控えている方にとっても憩いの場となるに違いない。
また、店舗にはフォトスポットも用意されており、インスタ映えを意識しながらも成長の早い赤ちゃんのその一瞬を思い出として残すことができるのだ。
人気ママタレが語るスウィートマミーの魅力とは
オープン前日に行われたパーティーにはイメージモデルを務める熊田曜子さん、安田美沙子さん、春名亜美さんも登場。スウィートマミーや実際に着ての感想などをコメント。実際に出産育児を体験したからこその生の声を聞くことができた。
熊田曜子さん
「妊娠した時には、着たいと思える服がなくてお洒落したくてもできず、『何も着られない!』と思いました。スウィートマミーはマタニティブランドのイメージが強いかもしれませんが、妊娠の前でも、出産後にも着られるデザインなので全ての女性に着て欲しいなと思います。」
安田美沙子さん
「妊娠してから、『こんなにも自分の身体が変わるのか』と驚きました。スウィートマミーは妊娠線の予防クリームも販売していてファッションだけでなくママの身体のことを考えてくれているなぁと思います。親子でお揃いにできるも服があるのも楽しいですよね。」
春名亜美さん
「モデルをさせていただいているので、撮影の度に新しいお洋服を着るのですが、その度に新しい発見があって、デザイナーさん達はママのことを考えてくださってるんだなと実感します。カジュアルなものだけでなく、冠婚葬祭にも使えるデザインがあるのも嬉しいです。」
ECから実店舗への参入というモデルである点からも、注目すべき店舗であることは間違いないのだが、それだけではなく、全ての女性を包み込むような優しさを、そして安心感を与えてくれるスウィートマミー。実際に実店舗という形を持つことで、より存在感を増していくに違いない。