Origami、ステッカーQRコード決済でより手軽に

ECのミカタ編集部

株式会社 Origami(代表取締役社長:康井義貴氏)は「Origami Pay」での従来のiPadでの提供に加えて、QR コードを印刷して固定提示する新しい決済方式(ステッカーQR コード決済)の提供を導入すると発表した。

「Origami Pay」サービス開始から約1年

「Origami Pay」サービス開始から約1年加盟店向け Origami Payページの決済額入力画面 イメージ図


「Origami Pay」は、リアル、EC問わず、店舗での決済を簡略化するものである。しかも、お客様ごとに、クーポンなどを提供することで、クレジットカードだけでは得られないメリットもあり、新たな決済手段としては今後広がりを見せそうな勢いである。

2016年5月サービス開始から約1年で、コンビニエンスストアのローソン、ケンタッキー・フライドチキンやワタミグループなどの大手飲食チェーン、阪急百貨店、丸井グループなど日本を代表する百貨店・商業施設、さらには日本交通などへのサービス提供を発表しており、Origami経済圏は広がっているといえよう。先ほど触れたお得感は、新規顧客やリピーターの獲得に繋がり、継続的な利用も考えられそうだ。

ステッカーQR コード決済導入の旨み

今回のステッカーQR コード決済はiPadなどの機材を必要としないので小規模な店舗でもガジェット代がかからないため手軽に導入することができ、機械に疎い人でも簡単に利用できるためバイトや派遣の人でも扱うのには苦労しない。

隣の中国のように露店ですらモバイル決済ができる海外と比べるとデジタル化が大きく遅れている日本だが、財布を持たないキャッシュレス決済が徐々にではあるが認知され始めている。そのため今回のステッカーQRコード決済の導入はアプリ利用者にとっては購買活動がお得にしかもキャッシュレスで決済ができ、店舗側にとっては時代のニーズに乗り遅れることなく、さらに手軽に導入できるといった、お互いwin-winのサービスはこれからの決済システムに大きな変化をもたらすだろう。

ステッカーQRコード決済のECへの影響

ステッカーQRコード決済は、リアルとECの距離を縮めることになるだろう。
これまでECサイトをやっていた企業が、実店舗での展開、拡大を考える際にも、有効に作用することだろう。

そもそもOrigamiにはECアプリが存在し、ここでの購入の流れの中で、そのままネット上で個人情報を入力しているので、そのアカウントを使って、そのまま、実店舗でOrigamiを活用するというのは、自然な流れだ。

ここで、いざ実店舗を展開するときに、ステッカーQRコード決済を備えていれば、iPadに比べて荷物にはならず、機械トラブルもない。また、もし店舗以外でも活用されることになれば、顧客も自宅受け取りの際、ネットに繋がりにくいといったこともなくスムーズな決済が可能になる。
 
実店舗のみならずECにも導入が可能になるであろう今回の「Origami Pay」のステッカーQRコード決済導入はこれから様々な場面で使用されることが予想され、まずはアプリをダウンロードし消費者としてサービスを受けてみるのも良し、実際に自社決済に導入するのも大いに有りであろう。


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