増加し続けるインターネット詐欺。業界の信頼を守るために 〜BBソフトサービス調べ〜
ソフトバンクグループのBBソフトサービス株式会社(本社:東京都中央区)は、「Internet SagiWall(インターネットサギウォール)」で検知・収集した危険性の高い詐欺サイトの2017年9月度における分析結果を発表した。
警察庁の発表によると、2016年のインターネットを悪用した犯罪に対する相談件数は13万1518件にのぼっており、前年比で3421件ほど増加しているという。昨今では迷惑メールの件数は徐々に減りつつあるというが、フィッシング詐欺や、ワンクリック詐欺、ネットショッピングで代金未払いや商品未発送により金品を不正に得る詐欺などが増加しているという。
BBソフトサービスから「Internet SagiWall(インターネットサギウォール)」で検知・収集した危険性の高い詐欺サイトの2017年9月度における分析結果が発表された。
その分析結果によると検知した詐欺サイトは168万7,561件にのぼり、前月比で14.55%増加している。特にWindowsにおいてワンクリック不当請求詐欺サイト・フィッシング詐欺サイトの検知数の増加が要因となっているという。
EC事業者においては不正アクセスなどのリスクにも備えておかなければならない。
ここ数日の話で言えばGMOインターネットが運営するサイトから顧客情報が約1万4600件もネット上に流出してしまったという。これは不正アクセスによる流出と見られているが、ユーザーからすれば流出した「原因」はさほど関係ない。とにかく流出させてしまった企業が悪くセキュリティが甘い、というイメージを持たれてしまうのが現状だ。
セキュリティに関心を持ち、業界としての信頼を高める
インターネットは我々の生活にしっかりと浸透した。そして、それが浸透するようになればなるほど、それに触れる機会は増えリスクは比例して上がる。
知識経験の浅い人の利用も増えるため、事案発生のケースは増加する一方だろう。最近ではLINEなどからコンビニでプリペイドカードの購入を促す怪しい文章も流れてきたりするが、インフラが整備されると同時にそれを利用した詐欺が増加するケースも多々見受けられる。
インターネットを使って事業を行っていく上でセキュリティに関しては高いリテラシーを持っていなければならない。直接金品のやり取りが発生するECにおいては尚更だ。「Internet SagiWall(インターネットサギウォール)」などのセキュリティソフトの導入で守りを固めると同時に、業界としての信用を高めるために、警鐘を鳴らし続ける必要があるだろう。