オートバックスが、Amazon購入カー用品の取り付け・交換サービスを開始

■予約フォームから近所のショップに手軽に依頼

株式会社オートバックスセブンは、9月10日(水)から、ユーザーがアマゾンで購入したカー用品の取付・交換サービスを、全国のオートバックスグループ448店舗で開始した。

カー用品の中には、タイヤやカーナビゲーションなど、購入後にクルマへの取り付けが必要となる商品がある。また、確実に取り付けをしないと危険を伴うものもある。
オートバックスグループは専門知識や技術をもって商品の取り付けを行うことで、商品の機能を最大限に発揮させ、ユーザーに安心と安全を提供すると発表している。

アマゾンで購入した商品は、オートバックスホームページの予約フォームを利用して近所のオートバックス各店に連絡し、取り付け・交換を予約しておけば、各店に直接配送することもできる。

なお、取り付け・交換サービスは有料で、国産乗用車に限られる。
また、サービスはアマゾン本社から購入した製品に限られ、マーケットプレイスに出品している他ショップの製品は対象外なので注意が必要だ。もちろん違法改造車の作業は受け付けていない。

■進むインターネットとリアルビジネスの融合

今年は「オムニチャネル元年」とも言われるが、今回のオートバックスのサービスもインターネットとリアルの融合の大きな流れの中にある。

インターネットの販売は拡大を続けており、リアルのショップ販売にこだわっていると、ビジネスチャンスを失ってしまう。
一方、カー用品の中には、プロが作業しても取り付けに1時間くらいかかるものも少なくない。メカに弱い人はお手上げだ。その点、このサービスを利用すれば、帰宅後なり、通勤電車の中なり、空いている時間に商品を検索して探して注文し、自分の都合のよい日時にオートバックスに行けばよい。待合所で雑誌やマンガを読んでいれば終わるのだから、楽だ。

今回のサービスが誕生したことで、メーカーもアマゾンもオートバックスもそれぞれが収益を分け合うことができる。

インターネットとリアルをつなぐ、よい例となっている。