QRコードで簡単決済、イベント会場を想定した新スマホ決済サービス『SKIYAKI PAY』がリリース
株式会社SKIYAKI(以下「SKIYAKI」)は、スマホ決済サービス「SKIYAKI PAY(スキヤキペイのiOS版を先行してリリースすることを公表した。
アーティスト、販売者とファンを決済でつなぐ
アーティスト・クリエイターのファンクラブ、ファンサイトの企画・制作・運営を行う、“FanTech”分野のパイオニア、SKIYAKI(本社:東京都渋谷区、代表取締役:宮瀬卓也、)は、2017年2月15日(水)より、スマホ決済サービス「SKIYAKI PAYのiOS版を先行してリリースする。なおAndroid版は3月中にリリース予定としている。
同サービスを利用する手順はこうだ。グッズなどの販売者は、同社所定の申請手続きを行い、アカウントが発行されたら、オンライン接続可能の端末で、商品登録・在庫登録を行い、決済用のQRコードが発行される。
その上で、イベントなどの当日、iPadやPCなど、管理端末を用意し、その端末をレジとして利用することが可能となる。レジの場合は、端末上で商品を選択すると、当該金額のQRコードが生成され、購入者に読み取ってもらうことで、決済が完了する仕組みだ。最悪、管理端末を用意出来ない場合でも、決済用のQRコードを印刷し、購入者がQRコードを読み取れるように掲示して頂ければ決済が可能となる。
購入者側は、SKIYAKI PAYアプリをダウンロードし、アプリ上でクレジットカードを登録するだけで当サービスでの決済が利用可能になる。あとは、イベント会場などで、購入時にQRコードを読み取れば決済が完了する。至って簡単だ。
ファンの熱量計測にも応用
アーティスやクリエイターのイベントでは、会場でのグッズ物販をする場合に現金決済を行う事業者も多い。その場合は、「手作業で在庫を数えないといけない」「イベント終了後、多額の現金を運ばなければいけない」「現金での決済では販売金額と回収金額との間に齟齬がでてしまうことがしばしばある」といった問題があった。
また、販売者側だけでなくファン側も「当日、手持ちの現金がなくなってしまうとそれ以上商品を購入できない」「現金での支払いに時間がかかりグッズの列に長時間並ばなければいけない」などの問題を抱えていた。
そこで、SKIYAKI PAYは、販売者側には商品管理と在庫管理のシステムを提供し、ファン側にはスマートフォンのみで簡単に決済できるサービスを提供することで、販売者、購入者の双方が抱えていた問題を解決する。
さらに、SKIYAKI PAYは同社が先日リリースしたファンの熱量を可視化するサービス「bitfan」に対応しており、これまで取得できなかった購入者(ユーザー)の購買データを「ファンの熱量」として計測することができる点も特徴となっている。
新しい経済圏の実現へ
同社では今後、SKIYAKI PAYが利用出来る場面を増やしていくことでイベント会場でのスマートな物販体験を提供していくとともに、bitfanを同時に利用してもらうことで、これまで取得出来ていなかった「現地のファンの熱量」の可視化を実現する方針だ。
それを通してアーティスト・ファン双方にメリットのある新しい経済圏の実現を推進してくとしていて、決済手段に留まらない、熱量の可視化つまり情熱の定量化というユニークかつテクノロジーを駆使した新しい境地にさらに突き進んでいくことになる。
エコシステム、そしてエンターテイメント分野での全く新しいマーケティング手法としても、ぜひ今後の展開に注目したい。