楽天、CMで新生「ラクマ」を川栄季奈がアピール「フリル」「ラクマ」が一つになり何が変わる?
楽天株式会社(以下、楽天)は、先ほど記者会見を行い、関連会社株式会社Fablicが運営する「ラクマ」において、新たなテレビCMを開始すると発表した。
これに先立ち、楽天 ECカンパニーC2C事業部長谷川健一朗氏が登壇し、株式会社Fablicやフリマ事業について説明した。Fablicは2012年に日本初のフリマアプリ「フリル」を女性向けにサービス開始し、2016年に楽天グループ入りを果たした。一方、楽天も「ラクマ」というサイトを2014年11月から提供し、2016年楽天オークションのサービス終了にともない、利用者を引き継ぐ形で、成長をして行く。
両サービスは2月下旬から「ラクマ」に一本化され、今回のCMは新生「ラクマ」を打ちだす狙いがあるとされる。
これまで両サービスにおける流通総額は急成長を果たしており、2017年第4四半期の流通総額は前年同期比2.7倍、年換算流通総額は約1,400億円に登る。
今後、両社の持つ強みが一つのプラットフォームで発揮され、ユーザーにおいては楽天IDと楽天ポイントの利用や安心安全の強化で信用が高まり、楽天においてもマーケティング、人的資源の集中と9,500万人の会員基盤の活用、及び楽天経済圏の連携強化が見込めそうだ。一層フリマアプリ市場の成長とあいまって、その勢いに拍車がかかるとされ、楽天グループ内での存在感も増して行くに違いない。
なお、CMにおいてはタレントの川栄季奈さんを起用し、CMの中で華麗なダンスで軽快にイメージアップを図る。新生ラクマもCM同様に、軽快な伸びを示して行くことを期待したい。