体重増加を意識するのはGW明け?ビッグデータの蓄積が戦略構築をサポート【ドコモ・ヘルスケア調べ】
ドコモ・ヘルスケア株式会社(東京都渋谷区)は、3月31日の「体内時計の日」にあわせて、 2017年1月1日から12月31日までの1年間に「WM(わたしムーヴ)®」に蓄積された「からだデータ」を調査分析し「からだデータ」白書2018として公開している。
ドコモ・ヘルスケア自社サイト内の健康情報コンテンツ「+healthcare」ではウォーキングや睡眠に関する役立つ情報を配信している。460万人(2018年2月末)を超える会員が利用する健康プラットフォーム「WM(わたしムーヴ)®」に蓄積された「からだデータ」およびウェアラブル活動量計「ムーヴバンド3」の利用者のヘルスケア・ビッグデータが集計・分析されているので見てみたいと思う。
一番太っていた週は男女ともに、ゴールデンウィーク明け!
2017年の平均体重を1週間ごとに見てみると、最大値は、男女ともに5月7日週(男性72.06kg、女性57.47kg)で、ゴールデンウィーク明けが最も体重が重かったことがわかった。
最小値は、男性は8月6日週で71.35kg、女性は7月30日週で56.89kgとなり、男女ともにゴールデンウィーク明けから夏に向けて体重は減少する傾向が見られた。
睡眠専門医遠藤先生の分析によって、痩せやすい睡眠法が判明!
睡眠時間別に平均BMI値を確認すると、男性は睡眠時間が「7時間」または「7時間30分」のひとが、そして女性は睡眠時間が「7時間」のひとが、最もBMI値が低いことがみてとれる。一方、睡眠時間別に人数を確認すると、男性は「6時間」のひとが多く、女性は「6時間30分」のひとが多かった。
痩せやすい睡眠をとるためには、男性はプラス1時間、女性はプラス30分の睡眠時間を意識的に確保すると良いひとが多いということだ。
揃ってきたビッグデータをどう活用していくか
ウェアラブル機器やアプリの普及によって、新たなデータが蓄積されるようになった。ゾゾスーツにしてもそうだが、個人のデータは現代において非常に価値の高いマーケティングツールだ。もちろん規約によって個人を特定することはないが、十分に活用していけるデータだ。
データを読み解くことができれば、次に何が起こるかが分かってくる。施策の選択肢も幅が広がってくるだろう。健康意識の高まりもあり、身体を大事にしようとする動きは加速している。「これから何が求められていくのか」を見極め、効率の良い事業展開を目指してほしい。