10代が洋服を買うECサイト1位はAmazon【ジャストシステム調査】
株式会社ジャストシステム(以下「ジャストシステム」)は、『Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2018年2月度)』の結果を発表した。今回は、「10代20代が洋服を買うECサイト」などについてまとめられている。
15歳~69歳の男女1,100名が対象
ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2018年2月度)』の結果を発表した。今回のテーマは「10代20代が洋服を買うECサイト」などについてだ。以下、その概要について見ていく。
◆調査概要
・調査期間:2018年2月26日(月)~3月4日(日)
・調査対象:15歳~69歳の男女1,100名
・調査方法:「Fastask」上でのアンケート
10代20代が洋服を買うECサイトは?
調査の結果、洋服などファッションアイテムを購入する際に最も利用されているECサイトは、「楽天市場」(38.9%)、次いで「Amazon」(35.3%)、「Yahoo!ショッピング」(21.8%)だった。年代別に見ると、10代では「Amazon」(41.3%)、20代では「ZOZOTOWN」(38.4%)が最も利用率が高いことがわかった(複数回答あり)。
スマホでのEC利用はアプリとサイトどっちを使う?
Eコマース利用時はスマートフォンを活用すると答えた人を対象に、スマートフォンからどのような方法でEコマースを利用しているのかを聞いたところ、「アプリ経由」と答えた人は59.9%、「インターネット」と答えた人は40.1%だった。
また、インターネットオークションなどの「CtoCサービス」利用率は「ヤフオク!」が最も高く(49.4%)、次いで「メルカリ」となった(38.3%)。今年2月に「フリル」と統合した「ラクマ」も19.0%と、今年1月の13.1%から利用率が増加した。
スマホでのEC利用で使いにくいところは?
Eコマース利用経験者に、スマートフォンでのEコマース利用時に使いにくいと感じる点を聞いたところ、「表示される広告が多い」が最も多く(32.7%)、「商品画像のサイズが小さい」(31.1%)、「送料や手数料などの総額がわかりにくい」(26.2%)という結果になった(複数回答あり)。
また、Eコマース利用経験者のうち、野菜や肉などの「生鮮食品」を購入したことがある人は19.2%だった(「毎日購入している」「週2~3回は購入している」「週に1回は購入している」の合計)。そのうち、週に1回以上購入している人は30.5%だった。
今回の調査にある通り、ECサイトでは、楽天とAmazon 、Yahoo!ショッピングの安定した強さが際立った。またZOZOTOWNも健闘している。さらにスマホでのEC利用はアプリが約6割となっており、EC展開する上では、スマホユーザーのEC利用率自体が高まっている事からも、アプリの使いやすさがより重要となるだろう。「CtoCサービス」の動向と併せ、今後の動向にはぜひ注目したい。