本物のファンを獲得するために。レポハピのSNSファンリレーションクラウドが商用化
株式会社レポハピ(大阪市北区)は、昨年5月からトライアル提供をしていたSNSファンリレーションクラウドサービスの大幅な機能強化を行い、この度、商用サービスとして提供を開始した。
SNSファンリレーションクラウドは、企業が発信する一連のコンテンツ群にアクセスをする消費者の行動傾向、興味関心傾向、SNSへの拡散傾向に加え、SNSを介したオーディエンスの反響傾向を自動取得し、統計データを蓄積してくれる。
レポハピは、独自に開発したSNSレイティングデータベースのアルゴリズムにより、蓄積データを解析し、スコアリングによる消費者の相対評価を提供、企業にとって「自社のコンテンツに高い興味を示しやすく、拡散に貢献しやすい消費者群=ファン」を特定することでSNS上のファンデータを企業の資産として蓄積する。
SNSファンリレーションクラウドは、SNSレイティングデータベースにより蓄積したSNS上のファンに対し、オンラインのリレーション機能を提供していく。リレーション機能では、属性、コンテンツ群への興味関心度合い、SNS利用傾向等により詳細にセグメント化したターゲットに、新たな情報提供、限定コンテンツの配信、イベント誘致等のアプローチが可能となる。リレーション機能により、ファンを通じた質の高いコンテンツ拡散を期待することができるということだ。
SNSファンリレーションクラウドは、SNS上のファンに対して行ったリレーションにより創出したコンテンツ拡散効果、および、拡散によって生み出されたコンバージョンイベントを取得する。これにより、従来は困難であったSNSを活用した施策について、数値による効果測定、施策評価が可能となる。
今回の商用化に伴い、企業毎のファンページの提供も開始。企業が発信する記事や動画等のコンテンツを掲載し、戦略的なファンサイトとしてユーザー接点となるとともに、SNS拡散用のコンテンツアーカイバとして機能する。
また、自社のコンテンツにアクセスするユーザーの興味関心傾向をより詳細に分析できるようにダッシュボード機能も強化された。テキスト、画像、動画に加え、SNS連携機能も追加されている。リレーションオファーを行う際に、興味度合いや拡散期待値等の詳細なセグメントが設定もできるようになった。
SNS運用で一番大切なこと
SNSの活用は企業にとって今や当たり前の施策となっているが、「届いてほしい顧客層に情報を届ける」ということは実は非常に難しく、一朝一夕でできるものではない。
フォロワーさえも買うことができるこの時代。本当に大切なのは「情報を欲してくれているファン」だ。見せかけの数字にはあまり意味はなく、いかに目的に対してコンバージョンするかが重要視されている。
こうしたツールを活用することで、どこに向けてアプローチしていけば良いのかが明確になる。新たなファンの獲得にも繋げることができる。SNS運用で必要なことは何なのか。それを思い出させてくれる非常に有用なツールだと思う。